すっかり米国にはまる 理想と現実のギャップ埋める市場 (2017.11.09)
利食いをこなし下げ渋り。日経平均小反落。まちまちで引けた。主力の決算発表が一巡し、高値警戒感と先高感が交錯。総論売りにひきかえ、各論買いが場味を引き締めた。世界株高に周回遅れといわれる水準訂正によるもので、依然外資系がリード。10月30日から11月2日のプログラム売買で裁定買い残が149億円増加し2兆9118億円。4週連続上振れしている。大型株が上げ一服となり中小型にお鉢が回ってきた。7日、NYダウが4日連続最高値を更新しながら8ドル高。決算発表が一巡し、10年債利回り低下と2年債の上昇が目立ち10年振り0.68%に縮小。昨年12月の1.3%強から約半分になり、金利低下で収益後退につながる金融株が安いという。米財務省が12月8日連邦債務上限引き上げ期限を気にする一方、FRBも12月利上げ、資産圧縮を念頭に長期金利上昇が泣きどころ。胸突き八丁に差し掛かった。トランプ氏が4日満月に合わせて来日し、7日満足して離日した経緯がディール(取引)といわれ、なるほどと思った。占星術によると、太陽が蠍座で月は牡牛座。もともと稼業が不動産屋で勝てる日にやってきたという。太陽系最大の木星が牡牛座、天王星も同時に牡牛座に移ったタイミングで東日本大震災・原発事故が起きたという。トランプ氏は何度か破産を体験し、勝てる日しか動かないそうだ。今回の訪日目的が債務上限引き上げに伴う運転資金調達のほか、北朝鮮をできるだけ引き回し貿易赤字の改善を狙ったものと受け取られた。占星術で絶好の追い風が吹いているという。北朝鮮制裁が表向きで、米国や中国も事実上助けているためだ。北朝鮮に日本製品が大量に流れ込んでいる模様で、横田基地に北朝鮮の直行便が飛んでいるのもわかった。憲法改正を促す上で米国政府が首相に解散総選挙を持ち掛け 、同時に民進党と希望を叩く知恵をつけた旨も聞いている。日本はすっかり米国にはまった格好だが、トランプ氏が韓国、中国、ベトナム(APEC)、フィリピン(アセアン)を回り帰路につく頃、市場が理想買いと現実のギャップを埋める見通し。衆院が与党3割の支持率で6割以上の議席だけに国民も黙っていない。何より、日本のファンダメンタルズがモノという時がくる。2016年末の家計金融資産残高1800兆円、企業同1101兆円過去最高。17年末も9月以降の株高によりピーク更新。公的債務残高1285兆円を吸収して余りある。買い戻し一巡後半値押しとなれば、倍返しとなってバブル崩壊後高値更新が見込まれる。
8日の日経平均23円安。大引け2万2913円。TOPIX1817(+4)。東証一部の出来高18億6800万株、売買代金3兆3300億円。値上がり1041(値下がり890)。12月限が2万2940円(-0.22%)の引け。10年債利回り0.020%(-0.005%)。上海総合が3415(+0.06%)で引けた。マザーズ指数の引け1129.95(+0.28%)。年末にかけて高い。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。トランプ氏来日から国内の雰囲気が一変した。(了凡)