乗せられた日本の首相 希望の党頭打ち6日から行き詰まる (2017.10.03)
週明け反発。16ヵ月連続月初高。日経平均が十字足になった。前週末NYダウ23ドル高、1ドル112円台後半の円安。さらに、9月の日銀短観がDI22。4四半期連続改善し10年振り高水準という。ファンダメンタルズによるもので、中長期コンドラチェフの波が支援材料。10月に動く必要ない。2日新甫に十字足が手掛かりだ。何より、来年の有事を想定したといわれる解散総選挙に野党が動転し底割れ。希望の党も息切れし与党勝利が確実とみられる。海外でも与党リードが大勢という。一方、北朝鮮を巡る米国務長官訪中が如何にも穏やか。中国は、18日から始まる共産党大会が終わるまで動けない。来年3月全人代閉幕後も考えられる。9月12日、ジョージア州アトランタで講演したカーター元米大統領(93)の声明も伝えられ、「私が現役なら平壌に自分でいくか、側近を今すぐ派遣する」という。訪朝し金日成氏と会談した体験があるだけにタイムリー。米国では武力行使20%台、外交で解決約50%が世論の声といわれクールだ。エスカレートした米朝対立に乗せられたのが日本の首相という見方がもっぱら。人工地震といわれる阪神・淡路大震災(1995)、東日本大震災(2011)に続いて北朝鮮リスクに巻き込まれ、11月4~6日トランプ氏来日に「応分の防衛負担増」を求められる見通し。米国がイラク戦争から8年現場から遠ざかり、武器弾薬を含めガス抜きを迫られているのが大きい。今年4月北朝鮮の核ミサイル実験をきっかけに軍需産業が息を吹き返したという。今まで朝鮮半島を緩衝国に日米と中露がバランスをとってきたが、南北統一となれば力関係の修正が必要。10月から来年3月まで事後処理や中国台頭、国内の米軍基地見直しなど水面下で手の内を探り合うとみられる。米国をはじめ中露、韓国、北朝鮮さえ日本の支援を必要としており、先に手を出した方が負け。相手が体力を失うまで持ちこたえるのが肝腎。それには、無事であること。最後まで残ること。自分にもいえるわけだ。決して後ろ向きにならず前向き。どんな事態も乗り越える気持ちが決め手。維新、敗戦に匹敵する過渡期だけに、戦後からビッグデータとディープラーニングで分析しても先がわからない。毎日、毎日、目の前で起きる出来事が有力な材料。北朝鮮のことは■■■■■(****)に訊けといわれる所以だ。これまで見たこともない解散総選挙。カーター氏のように、自ら訪朝して事態を正確に把握しないと、後日とんでもないツケが回ってくる。
2日の日経平均44円高。大引け2万400円。TOPIX1673 (-1)。東証一部の出来高13億5500万株、売買代金2兆600億円。値上がり1116(値下がり838)。12月限が2万410円(+0.34%)の引け。10年債利回り0.075%(+0.015%)。上海総合が3348(+0.28%)で引けた。マザーズ指数の引け1105.94(+1.17%)。出来高増で期待をもてる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。5日都議会最終日に都知事が辞任しても希望の党頭打ち。知事にとどまれば、6日からたちまち行き詰まる。余りにも軽い。(了凡)