10月日米買いパニック 北朝鮮を巡る対応が解散のテーマ (2017.09.26)
週明け反発。高寄り後伸び悩み。日経平均が3日連続陰線を引いた。北朝鮮リスクによるもので、1ドル112円台前半の円安が手掛かり。首相の解散表明、子育て・教育2兆円の触れ込みも追い風。米朝対立がエスカレートし利食いと配当取りで交錯。過熱感もうかがえ、9月5日空売り比率45.2%の反動が渦巻いている。24日独総選挙でメルケル氏4選がほぼ確実な一方、与党の議席が大幅に減少し難民やイスラムが抵抗。3党連立を探るという。日本の場合、北朝鮮を巡る対応が解散のテーマ。国民と国の安全・平和を守るため、どのような政府が必要か有権者に問うものだ。今後1年で北朝鮮が米本土に核ミサイル攻撃する能力を持つといわれ、来年12月の任期までに総選挙が難しい情勢という。北朝鮮によって首相の解散権が無力になるのを避ける狙いだ。ロシアと中国がしきりに対話を強調するが、米朝間核合意(1994)、6ヵ国協議の北朝鮮核放棄合意(2005)で2度対話による合意があり、20年以上無視された経緯から3度騙されるわけにいかない。米国は、好戦的で過去8年戦争から遠ざかり飢えているのが現状。11月上旬トランプ氏来日が伝えられ、それまで武力衝突を棚上げしても帰国後流動的という。北朝鮮のほか消費増税、憲法改正もテーマにのぼり、野党連携や新党構想など興ざめ。直近内閣支持率が4ヵ月振り50%以上になった。首相は2012年以来、4度の国政選挙に負け知らず。今回いち早く織り込み、10月22日の投開票を先取り。日米の株価が世界をリードしそうだ。朝鮮半島で中国とロシアの利害が対立し、北朝鮮が中国と最悪の状態。水爆実験を受けた9月11日の国連追加制裁で90%兵糧を断たれたといわれ、備蓄を取り崩しても越冬に支障が出るし、ロシア頼みも限界がやってくる。11月がターニングポイント。その後、何の保障もない。米国は、湾岸戦争やイラク戦争で相手が核を持っていないことを確かめてから攻撃した。北朝鮮に対し、事実上核保有を認め決して攻撃しない。しかし、10月に朝鮮半島近海まで空母艦隊が接近すると一触即発の雰囲気。黄金分割で計算すると、■■■■■(****)の4680円が目安になる。北朝鮮は独裁者3代目。日本の首相も3代目になるが、10月買いパニックになれば11月反動安。独裁者に負けないよう引き締めで臨みたい。10月18日開幕する中国共産党大会。習近平氏の片腕といわれる王岐山氏の収賄疑惑が泣きどころ。弱いところから崩れていくわけだ。
25日の日経平均101円高。大引け2万397円。TOPIX1672(+8)。東証一部の出来高15億2900万株、売買代金2兆1400億円。値上がり1499(値下がり413)。12月限が2万270円(+0.45%)の引け。10年債利回り0.025%(+0.005%)。上海総合が3341(-0.33%)で引けた。マザーズ指数の引け1065.50(+0.81%)。確りしてきた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。2009年7月から米国の景気拡大が9年目に入った。10年目の19年ピークアウトの目安だ。(了凡)