北朝鮮リスクの裏側 IoT革命や金本位制も同時進行 (2017.09.06)
買い一巡後反落。一時日経平均154円安。8月29日の引け1万9362円を下回った。5日韓国発の匿名情報が流れ、北朝鮮のICBMとみられるロケットが西岸に移動との内容を嫌気したという。3日伝えられた水爆実験がEMP(電磁パルス)搭載といわれリスクオフ。9日建国記念日の予定が繰り上がった模様でエスカレートしている。1ドル109円台前半の円高に振れ、5日米国のレイバーデー明け。6日満月売りと出ているだけに、S高で引けた■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)にも影響する。一段と核ミサイルの実験頻度が上がり、9月か10月に米朝何らかの合意も考えられる。4日韓国政府がTHAAD追加配備(4基)を決めたように、日本政府も次期防衛計画を大幅に見直す意向で。米朝持ちつもたれつ。口先介入により大口の特需が発生。米国はもちろん、北朝鮮も1発30億円のミサイル発射をペイできるという。確かめようもないが否定できない。米国は休会明けの議会でハービー被災者支援金(2005年カトリーナと並ぶ1100億ドル)を優先採決し、暫定予算や債務上限引き上げなどデフォルト回避のチャンス。税制や財政、構造改革につながる公算もある。4日空売り比率が44.4%に跳ね上がりペースが上がった。気になるのがドイツ。中央銀行がNY連銀とフランス銀に保管中の金塊を3年繰り上げ、8月に計3400トン全て取り戻したという。同21日、米国ケンタッキー州フォート・ノックにある金地金保管所。43年振り現財務長官が上院議長や知事、メディアを案内し13室のうち1室公開。その後の会見で「安全に保管されていた」と述べたものの、逆に金メッキを懸念する疑惑が広がった。米国は表向き8133トンで日本765トン。恐らく、金の公定価格引き上げを目指すセレモニー。事実上、財政破綻した米国経済のカンフルとみられ、2025年金本位制復帰に対抗。IMFが基軸通貨を米ドルからSDRに切り替え、新たに金と交換比率を定める旨述べた。北朝鮮リスクの裏側で8月から米国の逆襲が始まった。5日、関係分の■■■■■■(****)が1902円で引け動意しきり。貸借倍率も1.11倍で妙味大。このほか、米司法省が2015年から全米23金融機関を対象に犯罪調査。米国債入札を巡り不正操作が伝えられるゴールドマンに数兆ドル規模の訴訟が起きた。近々表面化する見通し。北朝鮮リスクの裏側で次の幕が上がろうとしている。
5日の日経平均122円安。大引け1万9385円。TOPIX1590(-12)。東証一部の出来高16億4000万株、売買代金1兆9500億円。値上がり181(値下がり1786)。9月限が1万9430円(-0.21%)の引け。10年債利回り-0.005%(+0.005%)。上海総合が3384(+0.14%)で引けた。マザーズ指数の引け1025.46(-4.65%)。1019が下値の目安だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。北朝鮮の核開発が大詰めの段階に入り、9月か10月「中締め」の見込み。IoT革命や金本位制復活も同時進行している。(了凡)