日銀がFRBの犠牲 7~9月暴落説流し売り方を担ぐ (2017.07.27)
4日振りに反発し伸び悩み。まちまちで引けた。前日の原油先物高や米株高を受けて1ドル112円台の円安に振れ、鉄鋼や自動車、銀行中心に買い戻しが入った。のらりくらり一喜一憂。膠着状態が続いている。ワシントン発25日ロイターによると、北朝鮮が数日内に新たなミサイル発射実験を行う可能性があるという。しかし26日、日経平均VI(予想変動率)が11.99に落ち込み、21日の過去最低12.19を更新。FOMCの発表を待ちかねた様子。8月8日満月売りと出ているだけに、7月30日横浜市長選、8月3日内閣改造・党役員人事、同上~中旬北戴河会議(中国共産党の新人事)など波乱含み。引き締めて臨みたい。8月24~26日米国ジャクソンホール会議まで持ちこたえたとして9月が悩ましい。6~7日第3回東方フォーラム(ウラジオストック)・日露首脳会談、8日ECB理事会、11日尖閣国有化5年、11日ノルウェ―総選挙、13~16日IOC総会(リマ)、19~20日FOMC、20~21日に日銀政策決定会合、24日独総選挙、30日米議会2018年度歳出法案・債務上限問題期限などめまぐるしい。7~9月正念場、8月クライマックスの見立てだ。自民党政権と日銀が一体といわれるだけに、8月3日間際でつかまる公算が大きい。支持率30%前後の内閣が骨格を変えずに改造して何が出来るか。7月20日、日銀総裁の発言然り。2年で物価2%達成を表明し4年余り。性懲りもなく6回下方修正し2018年度中に先送り。反対した委員が退任し9月から全会一致といわれ笑わせる。総裁任期が来年4月に迫り、FRB議長も同2月だけにこのままで済まない。しかし、米国は日銀の緩和マネーなしに財政が回らない。FRBは日銀と同様に株式会社で、4兆ドルにのぼる緩和資金を米国に貸し付け、足りないと日銀をATM代わりにやり繰りしている。7~9月どう折り合いをつけるか見ものだ。市場が経済合理性を判断するとみられ、恐らく西暦末尾7のつく年の暴落説を流し、頃と見るや買い戻し。再び売り方を担ぐと考えられる。8月に買ってきたら売り。9月に売ってきたら買うまでだ。逆も真なり。リーマンショック後、英欧米と日本の中央銀行が市場に供給したベースマネー10兆ドル(1130兆円)といわれ、株と債券に滞留。NYダウ2万ドル、日経平均2万円を軸に今秋ふるいがかかる。日本人ならバブル崩壊から27年しのいだだけに乗り越えられる。8年先の金本位制復活が視野に入った。■■■■■■(****)と■■■■■■■■(****)の取り合わせが面白い。
26日の日経平均94円高。大引け2万50円。TOPIX1620(+3)。東証一部の出来高17億2700万株、売買代金2兆1900億円。値上がり952(値下がり939)。9月限が2万40円(+0.60%)の引け。10年債利回り0.075%(+0.010%)。上海総合が3247(+0.12%)で引けた。マザーズ指数の引け1190.51(+0.29%)。幾らかマシになった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、サッポロHD(2501)■■■■■■■■(****)など。日銀がFRBの犠牲になって緩和マネーをしこたま捻り出している。(了凡)