100年に一度お祓い 株の暴落まで半年、1年ゆうに先 (2017.06.29)
円安にかかわらず反落。配当落ち分30円埋められず。引け一段安になった。米国株安の影響が大きく、FRB議長の割高発言、グーグル制裁金3000億円、オバマケア代替法案採決延期など逆風。原油と金先物も小動きで手掛かり難。1年3ヵ月振り、127円台をつけたユーロ高を受けて欧米の長期金利が上昇し大手銀、鉄鋼株の上昇につながった。日経平均の日足を見ると小陰線。上ヒゲを出し頭打ちに見えるが、6月20日に窓を空けたまま5日移動平均線2万150円を下回った程度。売りに分があると述べたものの確り。25日移動平均線1万9970円を下値の目安に上昇トレンドが先行している。面白くない相場をしのぐ根気が必要だ。記録的な金融緩和の次に引き締めが来て株が暴落するまで半年、1年ゆうに先のこと。トランプ氏の支持率急落が首相のブーメラン効果と連動し、ロスチャイルド氏が送り出したマクロン仏大統領も早々4人閣僚辞任に追い込まれ前途多難という。一方、関門の都議選。28日、都民ファ過半数の勢いと伝えられ自民党苦戦。防衛相の発言撤回で拍車がかかった。仮に予想以上の結果が出ても二兎両建てが成功すると限らない。江戸開府400年の利権に対し、無血開城並みのエネルギーが必要なためだ。■■(****)が仕手株になったのも1904年の設立から113年目。100年に一度のお祓いだ。債務超過に転落し8月1日から東証二部に指定替え。■■■■(****)の後追いといわれる。面白いのが、半導体事業の買い取り価格2兆円。発行済み株式数42億3700万株で割ると1株472円。昨年12月の戻り高値とほぼ一致した。思惑がシナリオに乗り移ったとみられる。筆者の場合、1980年代半ばにフラッシュメモリを開発した舛岡富士雄氏(73=東北大名誉教授)を評価。■■■■■(****)の田中耕一氏(58)やiPS細胞を開発した山中教授(54)のようにノーベル賞候補。AIやロボット・IoTに不可欠な大容量メモリで世界のインフラに匹敵する。受け売りだが、WH事件発生から直近まで東芝の出来高合計を発行済み株式数で割ると5倍の規模。28日の総会に決算報告がなく、主要株主も謎に包まれたまま。否応なく経済合理性の洗礼を受ける。資本主義、民主主義、新自由主義でも解決できない時代。政策や学説、現場体験然り。米国の労働参加率が62%台(リーマン前65%)にとどまり、失業率が4.3%に低下したところで、現在の就業者から試算すると失業率7.7%という。FRBが落とし穴にはまりそうだ。
28日の日経平均94円安。大引け2万130円。TOPIX1614(-4)。東証一部の出来高19億2000万株、売買代金2兆4200億円。値上がり503(値下がり1383)。9月限が2万140円(-0.05%)の引け。10年債利回り0.055%(+0.010%)。上海総合が3137(-0.56%)で引けた。マザーズ指数の引け1166.51(-2.60%)。暫く見送りだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。最後まで残ることだ。(了凡)