証券ビュー

アンコール伊勢町

大阪は日本のギリシャ 米国とドイツ統一思わせる運び (2011.12.13)

週明け高い。寄りつき外資系780万株買い越しという。前週末の欧米株高を引き継いだ。買い一巡後見送られ膠着状態。欧州債務危機に翻弄されたまま。9日臨時国会が閉幕し手綱も緩んだ。2閣僚の問責可決、消費税引き上げを巡り年明け波乱含み。国内もEUと似たところがある。ちなみに、大阪市は市税収入の3分の1が生活保護費に回り、30兆円の負債を抱えた日本のギリシャ。国レベルで財政を支援している。そのギリシャに対し、来年2月以降支援打ち切りと述べた。9日EU首脳会議で決まった制裁条件つき財政規律が新たな手掛かり。英国が反対し加盟26ヵ国合意になったが、年明け早々PIIGS債満期集中償還を迎え、その後3、6月の関門を考えると1月危機。最大限117兆円のセイフティーネットに対し、PIIGS債300兆円。既に半分不良債権といわれ、緊縮予算と財政規律のしばりから落伍当然とみられる。該当国が財政主権を失う一方、ECBとIMFが金融支配。米国はドル供給元でIMFを仕切っているだけに、ECBの本丸でにらみをきかすドイツと共存できるしくみ。かりに作戦通りとして、ギリシャ支援打ち切りの反動も予想以上。わかったうえでロスチャイルドとロックフェラーが提携したといえなくもない。12月と来年1、2月転機。あく抜けが迫ってきた。日本の場合、日銀がFRBの子会社といわれ独自の対応困難。適応できるとすれば企業レベル。それもひと握りの資本財、中間財メーカーに限られる。思いあたるのが■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)というわけだ。タイ洪水に伴う復興を手がかりに■■■(****)、■■■(****)の切り返しも見もの。現場の適応がすべてに優先する。品質、価格、納期、決済、メンテなど信頼関係によるもの。これから欧米や中国は飛ばし、不良債権処理、抗議デモなどに阻まれ、まともな企業活動ができなくなる。相対的にも日本のペース。■■■■(****)と■■■■■■(****)、■■■■(****)に■■■(****)も保険つなぎ。戦略銘柄に変わりない。今週は13日のFOMCと並び、同日の日本国債5年物、15日の同20年物入札に注目している。

日経平均は117円高。手掛かり難から伸び悩み8653円の引け。出来高15億株、売買代金8700億円。EU首脳会議を受けたせいか物足りない。寄り後売り物に押され、13時過ぎマイナスになった■■■(****)が一例。■■■■■(****)は大詰め。14、15日の四半期報告書提出と決算説明会にかけて手仕舞い。最終報告は来年2月末という。個別に■■■■■■(****)と■■■■(****)が堅調。株不足解消までいくと面白い。■■■■(****)と■■(****)は売り込みを誘っている。■■■■(****)と■■■■■■■(****)が復興関連をリード。急がば回れの印象である。■■■■■(****)が変わった。8日、子会社を含め168人の取締役と執行役員対象にストックオプション1万2452個を発表。1個当たり9万1840円という。来年1月がポイントとみられる。ともあれ、今回のEU首脳会議もまた時間稼ぎ。結論を年明けに持ち越し。前段で述べたように米国とドイツの統一を思わせる運びにある。それはユーロネクストとNYSE合併に連動するもの。彼らは世界統一に向けて遮二無に駒を進めている。きちんと対応しないとやられる。(了凡)