証券ビュー

アンコール伊勢町

計算尽くめの売り崩し 政治より経済がしぶといのも事実 (2017.05.19)

大幅続落。日経平均一時365円安。後場小戻した。米国株急落を受けたもので、1ドル111円割れの円高に跳ね返り全面安。1~3月期GDP年率2.2%、5月第2週外資の買い越し現物先物計1兆3182億円が見直された程度。17日、NYでVIX(恐怖)指数が15.34に跳ね上がったという。トランプ氏の機密漏洩疑惑やFBI長官解任など「ロシアゲート」が主因。かつてニクソン氏が辞任に追い込まれたウォーターゲート事件。19日からサウジ、イスラエル、パレスチナ自治政府のほか欧州歴訪予定もトランプ・リスクになった。しかし、ドル売りと米金利が連動し計算尽くめといわれる。5月8日VIX(恐怖)指数が9.77に落ち込み、24年振り極端な低水準になった矢先の売り崩し。米利上げとの相関関係から1ドル110円が目安。トランプ氏辞任なし。万一あってもペンス氏が受け継ぎ政権運営が安定するとの声が有力だ。6月13~14日のFOMCにかけて利上げを見越し一段高。26日新月買い、6月9日満月売りで切り盛りできる。トランプ氏弾劾に下院過半数、上院3分の2の同意が必要で共和党動かず。同党支持層がトランプ氏を8割程度評価している模様。それに、遅れていた税還付が2月から正常化。3、4月個人消費が持ち直し、4~6月米国の成長率3%超の見通し。政治より経済がしぶといのも事実で、金利先物から逆算すると、現在1ドル110円から6月113円の見込みという。24日FOMC議事録、6月2日米雇用統計を踏まえ円安株高に戻る見通し。NYダウのレンジ下限が4月の2万400ドルといわれ、倍返し2万1989ドルが上値の目安に変わりない。日経平均同2万853円に相当する。トランプラリーの解が国際金融資本やネオコンの利害と重なり興味深い。18日付日経朝刊2面に7段抜きの囲み記事。米軍の北朝鮮包囲について触れ、ミサイル300発で圧力。対立が続けば兵糧攻めとのくだりも事実に迫るものだ。デンマークに続いてフランスで国際金融資本側が巻き返し、6月イギリス総選挙、9月ドイツ連邦議会選に追い風。これまで続いた円安株高が消えてなくなる道理なし。17、18日逆行高銘柄をマークするところだ。ドルが下落し昨年11月米大統領選前の水準に往って来い。6~8月にかけて戻りを試すとみられる。1年後、眞子さまご成婚に改元告知。翌年、新天皇即位の儀を控え目くらまし。バブル再燃の公算が大きい。無事でいるとチャンスが巡ってくる。やがて日経平均4万円も夢でない。
 18日の日経平均261円安。大引け1万9553円。TOPIX1555(‐20)。東証一部の出来高21億8400万株、売買代金2兆7100億円。値上がり370(値下がり1574)。6月限が1万9570円(-1.01%)の引け。10年債利回り0.045%(+0.005%)。上海総合が3090(-0.46%)で引けた。マザーズ指数の引け1057.18(-0.91%)。買い下がりだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など値を保った。6月にひと山つくり、8月が曲者と考えられる。(了凡)