1年後に市場の氾濫 北朝鮮存続認めVIX指数低水準 (2017.05.17)
手詰まりをネタに確り。日経平均が3日振り小陰線の反発。東証一部の値上がり1130(値下がり767)を数えた。15日NYダウ5日振りに反発、ナスダック・S&P最高値を受けたもので、OPECとロシア協調減産合意(2018年3月まで9ヵ月延長)を手掛かりに資源株が買われ、150ヵ国20万件以上といわれるサイバー攻撃に対しセキュリティー関連人気化。アマゾンの上場来高値更新もネタのうちという。5月8日VIX(恐怖)指数が9.77まで落ち込み、1993年12月以来24年振り極端な低水準と述べたばかり。これまで10を割り込んだのが93年と20007年の2回で、ともに1年後メキシコ通貨危機、リーマン・ショックをもたらし冷や汗をかいた。来年の今頃、トランプ氏が賞味期限切れとみられ、現在進行中の半年か1年大暴れに伴う反動。「2年、3年となれば全く確信が持てぬ」と述べた山本五十六のメッセージ通りだ。当時の真珠湾攻撃に匹敵するもので、欧米や中露も■■(****)似た症状。GWにやらせの緊張が解かれ、バブル再燃の麻酔がかけられた模様。北朝鮮の存続を認めて現体制の延命を図るとみられ、政策の善し悪しより経済合理性が問題になる。若林栄四氏が「米国の長期金利低下に米国・日本株の大幅調整、円高進行間近」と説くものの、大国間の政治取引が優先され先送り。1年後に市場の氾濫でつかまる公算が大きい。2018年韓国の平昌(ピョンチャン)で冬季五輪、20年東京で夏季五輪を控え開催か中止か間際までもめる。NYで手詰まりをネタに株高が伝えられ、よく見ると前日述べたナスダック5銘柄が主役。世界の時価総額1~5位を占め文句ないが、最後に残ったものを買っている印象で心細い。どの業界も超一極集中が起こり、トップが恐竜になると社会が崩壊。自滅するのが落ちだ。プラットホームを固めた企業が利益を独占するといわれるが、やり過ぎると逆回転に見舞われ元も子もない。ハネムーン100日を過ぎ、GW明けから微妙に地合いが変わってきた。CBOE(シカゴ・オプション取引所)のVIX先物によると、5月2日現在、非商業部門の未決済残が差し引き10万6600枚(元本ベース11億ドル)売り越し。前週から3万8000枚増という。3月11日NYダウ最高値2万1115ドル突破の支援材料。6月にかけて倍返し2万1959ドルをつける見通し。利食い千人力だ。
16日の日経平均49円高。大引け1万9919円。TOPIX1584(+4)。東証一部の出来高21億7400万株、売買代金2兆6600億円。6月限が1万9880円(-0.05%)の引け。10年債利回り0.045%(+0.010%)。上海総合が3112(+0.74%)で引けた。マザーズ指数の引け1070.61(+0.63%)。小幅な上げで長持ちしている。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。4~5月乗り切ると6~8月モノになると述べた。■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)然り。■■■■■■(****)は519円カイを射程圏につけた。(了凡)