走れメロスの心境に 来週明け他力本願IoTバブル (2017.05.12)
小幅続伸。日経平均が年初来高値を更新。11日満月売りをこなした。NYダウ一時91ドル安を受けたもので、12日オプションSQを控えポジション調整。1ドル114円台の円安が手掛かりという。今期105円の■■■(****)も切り返した。13営業日連続円安。東証によると、5月第1週外資が現物先物計3355億円買い越し。転機に違いない。踊り場を物語るもので、9日トランプ氏FBI長官解任・ロシア疑惑が切っ掛け。買い戻し一巡後人気が拡散し、JQやマザーズ指数も反落した。10~12日を境に決算発表ピークアウト。週末、日経平均がSQ値を上回るかどうか。来週明け他力本願で始まりそうだ。半年、1年後を先取りするとみられ、11日財務省が発表した2016年度経常黒字20.1兆円。リーマン・ショック前回復が全体を後押し。原油安と輸入減によるもので、今後半導体中心にIoT関連がリード。米国のアップル、グーグル、アマゾンのように極端な値嵩株相場が予想される。徹頭徹尾業界のトップ銘柄が地域や国、世界の利益を独占するいびつなプログラム。地の果てまでユーザーの履歴を追跡し、個人情報の加工が直接利益に跳ね返る。8日、アップルの時価総額が史上初の8000億ドル(91兆円)に達したという。日本の経常黒字20.1兆円の4.52倍。とんでもない事態だ。情報革命が人間を駆逐するといわれ、米国では固定資産を持たず何も生産しないwebサービスが急成長。白タクや民泊斡旋が世界市場を席巻する時代に入った。ひところ■■■■■(****)がトラックと貨物のマッチングに成功。物流情報サービス(前期連結構成比54.6%)で大化けした。比較にならないが、囲い込みに拍車がかかっている。瞬く間に大成功したwebビジネスに対し、タクシーやホテル業界の怒り心頭。無数の防犯・防災・安全規制や宿泊説・労災・生命保険、免許など棚上げ。販促だけでべらぼうに稼ぎ、業界に価格競争と倒産をもたらした。サンフランシスコに顕著で利益の大半吸い上げている。個人のデータが企業や政府に保存され監視される状態になりかねない。結局、行き過ぎてひっくり返る。■■■(****)がCMOSセンサートップで世界シェア過半を占め、9日2年ぶり3970円の関門を突破し上放れ。IoTバブルの関門を払った。■■(****)のほか■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)。それに、■■■■(****)も黙っていない。「走れメロス」のような心境になった。
11日の日経平均61円高。大引け1万9961円。TOPIX1586(+1)。東証一部の出来高22億9200万株、売買代金2兆7900億円。値上がり979(値下がり877)。6月限が1万9960円(+0.30%)の引け。10年債利回り0.050%(+0.015%)。上海総合が3061(+0.29%)で引けた。マザーズ指数の引け1069.15(-0.53%)。強気一貫だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。\■■■■■■(****)は469円引け。519円を発射台に倍返し751円が目安だ。(了凡)