反転の公算が大きい 偏り過ぎた売りポジション解消 (2017.04.14)
さらに続落。日経平均一時248円安。引け買い戻しが入った。トランプ氏のドル高牽制発言がきっかけ。FRB批判も伝えられ、1ドル108円台の円高一服。米露シリア協議が物別れに終わり、北朝鮮情勢もにらみ合い。14日SQのほか、世界の主要市場3連休とあって売りポジション解消を後押し。反転の公算が大きい。13日、日経平均の安値1万8304円が前日述べた1万8306円と重なり、修正値1万8232円、理論値1万8253円に匹敵するためだ。ドル高修正によるもので、円高株安に偏り過ぎたポジションの反動高。■■■■■■(****)380円台、■■■■■■■(****)220円台、■■■■■■(****)1400円台悪目買いと述べた。16日イースター休日、月末、5月12日SQを踏まえ、3月2日1万9668円を高値に4月13日の安値1万8304円まで、押し1364円に対し半値戻し1万8986円が反転の目安。26日新月買い、5月11日満月売りと出ている。シリア・北朝鮮危機をひとまず織り込んだ。■■■■■■■■(****)の場合、3月31日240円を振り出しに4月12日407円で出来上がり。13日S安ではっきりした。事実、10日で完結している。黄金分割で上値を確かめると388円。エネルギーが残っており半値になるまで見送り。休戦明け再びシリア・北朝鮮情勢緊迫。現場より相場の方が的確との声がある。13日から10日目にあたる26日が次の変化日。その証拠に在韓米国人の退去命令なし。昨年11月訓練があったのみ。日本政府も11日にお知らせ程度。半島の情報に注意し連絡先の登録願いにとどまっている。売りポジションを解消し外資系に運転資金ができた。13日の1万8304円が今年最安値とも考えられ、倍返し2万1032円が新たな上値目安。トランプ氏のドル高牽制とFRBの利上げを巡るもので、依然円安が有力な手掛かり。一部にNYダウ2万ドル大台乗せが序章という見方もある。トランプ氏がグローバリズムに歯止め。米国第一主義のもと、大減税、インフラ投資、金融規制緩和など内需拡大を打ち出した。レパトリ減税のおまけつきだ。金成隆一氏の「ルポ トランプ王国」(岩波新書)によると、ワシントンのエリート官僚を倒すため、落ちぶれた中間層が規格外の行動力を持ったトランプ氏に寄せる期待で溢れ返っている。日本でも、80周年のトヨタ(7203)が20年後デトロイトのGMと同じ運命。ヘリマネでバブル再燃が予想されるのも、やがて姿を見せる「日本第一主義」によるもの。内憂外患をつくり出しリハーサルに入った。
13日の日経平均125円安。大引け1万8426円。TOPIX1468(-11)。東証一部の出来高19億5800万株、売買代金2兆2500億円。値上がり543(値下がり1374)。6月限が1万8400万円(-0.70%)の引け。10年債利回り0.020%(+0.005%)。上海総合が3275(+0.07%)で引けた。マザーズ指数の引け992.50(+1.40%)。やれやれだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)に過ぎない。しかし、記憶に残る節目で反発。半年、1年後を先取りしている。トランプ氏は権威ある相手にひるまずやり返す。本音剥き出し。米国には彼のような大バカ野郎が必要という。(了凡)