さもないと二段下げ 日本もぬるま湯にはまり体たらく (2017.03.27)
前週末続伸。日経平均一時211円高。後場も値を保った。円高が一服し先物の買い戻しとみられ、外為10時1ドル111円台前半。事業会社の年度末決済集中に伴う「ドル不足」が手掛かり。オバマケア代替法案可決の有無を巡り下げ過ぎの修正が入った。念のため、3月13日の高値1万9656円から22日の安値1万8973円まで683円安。半値戻し1万9314円が目安。2日で3分の1戻した。同法案には共和党内で撤廃による無保険者の急増を懸念する声があり、完全撤廃論者と対立したまま調整が難航。24日取り下げた。4月16日のイースター休日(春分後最初の満月の次の日曜日)までに上下院を通過すればよし。さもないと二段下げ。2017年度暫定予算期限が4月28日とあってハネムーン100日瀬戸際。4月26日が新月だけに気がもめる。3月24日東証が発表した需給情報によると、第3週現物先物合計で外資6032億円売り越し(前週1098億円売り越し)。個人1761億円買い越し(同538億円売り越し)。信託銀795億円売り越し(同1020億円売り越し)。現物に限ると、外資5週連続売り越し。個人4週振り買い越し。前週売り一巡から買い戻しが入った。半端なもので商いも低調。アク抜けしていない。原油先物安にかかわらずFRBが3月利上げに踏み切り、トランプ氏の大減税やインフラ投資公約と違和感があるし、日本も異次元の緩和が失敗して財政でインフレを起こすシズム理論に幻惑され鳴かず飛ばず。築地市場の豊洲移転と森友問題に明け暮れ堂々巡り。ぬるま湯にはまり、モヤに包まれたまま、出るにでられない体たらくだ。行き過ぎた悲観論もわかる。しかし、昨年11月からトランプ氏の政策期待だけで経済を回し、クラッシュを免れたことも事実。やがて政策が裏目に出て政権を投げ出し、米国が動揺することも考えられる。4、5月事なきを得てNYダウが最高値を更新すると構成要件がそろうわけで、株どころか債券、ドルもろとも反動安。ならず者が跋扈する事態も予想される。20世紀の成功体験を既得権者にした1%のドンが世界の被支配階級99%に対抗。何も彼もトランプ氏のせいにしてバブルのお先棒を担いだ。■■(****)に旧村上ファンドが食らいついた模様で胸くそが悪い。どこかでぬるま湯から出ないとつかまりそうだ。
24日の日経平均177円高。大引け1万9262円。TOPIX1543(+13)。東証一部の出来高18億2100万株、売買代金2兆1400億円。6月限が1万9140円(+1.10%)の引け。10年債利回り0.065%(+0.015%)。上海総合が3269(+0.64%)で引けた。マザーズ指数の引け1050.67(+0.63%)。1102が目安に変わりない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。企業はしぶとい。28日、おおいくさになりそうだ。同日取材のため翌日休載の予定です。(了凡)