予算教書の目玉5月に お粗末なフォーブスのビリオネア (2017.03.22)
3連休明け続落。日経平均一時184円安。後場、日中値幅39円にとどまった。18日G20 の共同声明で「反保護主義」が削除され、1ドル112円台前半の円高に振れたのが主因。半面、内需関連が持ち直しJQ平均、マザーズ指数反発も救い。盛り上がりに欠ける。20日、3代目ロックフェラー氏死去(享年101)が伝えられ、ダウ3日連続安を受けたものだ。結論からいうと、トランプ氏の大型減税やインフラ投資など予算教書の目玉が5月発表に延びたため。21日述べたように、「ハネムーン100日注射でもたす」公算が大きい。仮に5月でも、米議会が8月の休会まで法案可決を困難と見る向きが多く、9~10月成立の見通し。こうなると、失望売り。20日就任2ヵ月を迎え、支持率37%(不支持58%)に過ぎない。それでも、支配階級1%の代理人ヒラリー氏よりマシ。20日、のけぞるような世界長者番付2017を発表したフォーブスの「ビリオネア」(10億ドル長者)を太らすだけだ。次の新月(28日)を境に市場を取り巻く行き過ぎた悲観と、トランプ氏に対し過大な期待が次第に後退。需給の上でも、昨年11月から半年にわたるトランプラリーの結果が4月末、ないし5月12日のSQに判明する。そこで、日経平均の上値を占うと大和レポート2万671~1416円。NYダウ倍返し2万1332ドル、黄金分割2万1186ドルと肩を並べる水準。旧東京五輪の3年3ヵ月前に高値をつけた経緯からも4、5月アノマリーが楽しみだ。■■■■■■■(****)と■■■■■■(****)で軸足を固め、■■■(****)と■■(****)が新たな戦略銘柄。IoT革命をリードするとみられ、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)などスタメンに起用。このほか■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など層が厚い。4、5月世界に通用するかどうか。決算発表が新たな手掛かりだ。失礼ながら、ビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏、ジェフ・ベゾス氏(アマゾン)など過去の人。金融資本主義にとってお粗末なモデル。世界経済の発展より内部関係者の富の蓄積が優先され鼻持ちならない。「彼らの奇跡の日々は終わっている」(ロイター)という。その通りだ。
21日の日経平均65円安。大引け1万9455円。一時25日平均1万9394円を下回った。TOPIX1563(-2)。東証一部の出来高15億9700万株、売買代金2兆300億円。値上がり991(値下がり862)。6月限が1万9310円(-0.20%)の引け。10年債利回り0.065%(-0.005%)。上海総合が3261(+0.33%)で引けた。マザーズ指数の引け1054.55(+1.93%)。1102を目指している。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など関係分。■■■■■■(****)が447円安値引け。24日か27日「新月買い」のチャンス。決算発表(昨年4月27日)が楽しみだ。リニア着工でCNF(セラミックナノファイバー)が脚光を浴びる。(了凡)