次の新月が鍵を握る ハネムーン100日注射でもたす (2017.03.21)
前週末反落。日経平均の日中値幅59円。弱もち合いで引けた。3連休を控えポジション調整。東証2部指数、JQ平均、マザーズ指数も上がったり。売り買いともに裏目が出そうだ。3月利上げに唯一反対したミネアポリス連銀総裁の抵抗が伝えられ、原油先物安と米経済の先行きにデフレ懸念が台頭。16日明らかになったトランプ氏の予算教書もリスク管理が抜け落ち「悪しき見本」(ロイター)といわれる始末。さらに、国内で森友学園問題がこじれ自衛隊の情報隠蔽疑惑も重なって思考停止状態。訪米中の経産相がトランプ政権の商務・エネ省長官と合意した■■(****)の安定が重要との認識や、政府が議決権の過半を握る■■■■(****)の経営陣を刷新し、■■■■■(****)の名誉会長に新会長就任を打診。廃炉・賠償を加速する旨の報道がせめて手掛かりになった。何より、予算教書が国防費10%・国土安全保障7%増を除きEPA(環境保護局)、31%減や海外援助など大幅カット。インフラ整備、大型減税も具体性に欠け拍子抜け。日本の行き過ぎた悲観論と米国のトランプ氏に対する過大な期待が三角もち合いに収斂。週明け25日移動平均1万9394円(17日)が下値の目安という。仮にNYダウと日経平均が急落すれば、日米両政権にとって痛手。経済合理性によるもので、政策変更に待ったなしだ。米国の支持者が1%の支配階級に見切りをつけ、自分たちの代表として送り込んだだけに容赦しない。さもなくば、格差と失業に明け暮れる欧米にとって英国EU離脱、トランプ氏に続く第3の新興勢力が登場。混乱に拍車がかかる。ハネムーン100日の折り返し(10日)から雲行きが怪しくなったが、シムズ理論を引き合いに期待だけで持ち上げ、売り方に買い戻しを迫っている最中。引導を渡すと出来上がるだけに4月末、5月12日のSQまで注射を打ってもたすとみられる。事実上、ヘリマネが原資。底が抜けるまで引くに引けないわけだ。日本も自民党総裁任期が2期6年から3期9年になった途端「安倍降ろし」の風が吹き始めた。国民も小池都知事が古い日本一掃に取り組む姿を見て、7月の都議選をきっかけに変化のきざしを嗅ぎ取った。小池首相や次期小泉進次郎も考えられる場面。懸案の原発問題で新しい動きが出始め市場が先取りするはずだ。売ると上がり買うと下がる相場。次の新月(28日)が鍵を握っている。2月2日の会見で2017年度営業利益5000億円を表明した■■■(****)がIoT関連のエース。3970円カイから見ものだ。
17日の日経平均68円安。大引け1万9521円。TOPIX1565(-6)。東証一部の出来高20億1300万株、売買代金2兆4500億円。値上がり742(値下がり1116)。6月限が1万9350円(-0.46%)の引け。10年債利回り0.070%変わらず。上海総合が3237(-0.96%)で引けた。マザーズ指数の引け1034.62(-1.64%)。強気のままだ。値上がり率ランキングによると、関係分で東芝■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。■■■■■■(****)買い増し。むしろ、内憂外患でもっている。(了凡)