不安根強く強い相場 IoTが第4次産業革命の核心 (2017.02.02)
3日振りに反発。後場一段高になった。買い戻しによるもので、鉄鋼や電気・ガス、証券が高い。円高一服に日銀のETF買いも手掛かり。前日の全面安、下値模索が姿を消した。
しかし、25日移動平均線1万9211円に届かず三角もち合い。騰落レシオ95%。10~12月期決算発表の域でもみ合っている。それも、2月第2週6~10日ピークアウト。このため、先物や裁定取引に左右されない中小型やJQ、マザーズの個別物色が人気の中心。可も不可もない。2日韓国、3~4日に日本を訪問する米国防長官。10日の日米首脳会談も手探りと述べたばかり。トランプ氏の大統領令署名に一喜一憂しても始まらない。昨年11~12月大半織り込んだだけに戻り売り。英国のEU離脱に対し、底を叩いた売り方の期日が12月でオマケつきだ。一般教書、予算教書を通じてハネムーン100日。欧米と中露の動きが市場に反映され、おのずと日本のポジションも変化する。市場の経済合理性によるもので、トランプ氏の政策が影響しているわけでない。気になるのが、IoT関連の10~12月期決算発表。1日■■■■■(****)に続き2日■■■(****)、9日■■■(****)、14日■■(****)。10日■■■■(****)も注目される。AIやロボットよりIoTが第4次産業革命の核心とみられ、カスタマイズにセンサーが不可欠。ソニーのCMOS(シーモス)イメージセンサーに敵なしといわれる。世界のスマホやデジカメに搭載され、1500万~2000万画素数で画像を取り込みスマホ6割、デジカメで8割のシェア。米国勢やサムスンも遠く及ばない。1月30日、映画の営業権1121億円減損計上を発表しすっきりした。東芝のフラッシュメモリーも凄い。試算で現在3~4兆円の市場が20兆円レベルに拡大。同社がシェア5割を握ると10兆円。現在の連結売上高6兆円を加味して16兆円。日立(6501)が前期7年ぶり10兆円を突破した矢先に逆転も可能という。不正会計が糾弾され、実質債務超過といわれるが、同社の半導体部門に限り2016年4~6月期800億円の純利益。四日市のメモリー工場にAIを導入し1兆5000億円の設備投資を決行。サムスンを叩き潰すという。社運によると、天中殺明け2年目。努力の成果が出始め、今年頑張ると来年花が咲く。14日、打診買いで臨みたい。このほか、■■■■■■■■■■(****)も化ける公算が大きい。元日本電産副社長がトップに起用され新体制。1089円カイから局面が一変しそうだ。
2月1日の日経平均106円高。大引け1万9148円。TOPIX1527(+6)。東証一部の出来高20億3200万株、売買代金2兆5200億円。値上がり1162(値下がり694)。3月限が1万9190円(+1.10%)の引け。10年債利回り0.090%(+0.010%)。マザーズ指数の引け990.72(-0.31%)。小甘い程度だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****),■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など比較的多い。不安が根強いだけに強い相場だ。(了凡)