証券ビュー

アンコール伊勢町

この儘で収まらない 結果が出ないと失望売り大きい (2017.01.17)

週明け一段安。一時1ドル113円台の円高を嫌気。引け下げ渋った。3ヵ月振り安値をつけた英ポンド、上海総合5日連続安、郵政追加売却が伝えられるなど模様眺め。20日、米新大統領就任式待ちだ。
スタートダッシュといわれ、肩透かしとも揶揄され疑心暗鬼。17~20日ダボス会議、19日ECB定例理事会に注目する向きもある。前週末に現物先物9週連続外資の買い越しと述べた矢先、日経平均3月限でJPモルガンが売り越しトップ。TOPIXでもモルガンMUFGトップと変わり身が早い。東証一部の値上がり323(値下がり1601)。日経平均が昨年納会の引け1万9114円を下回った。波乱含みに変わりない。今年のリスクが米国第一主義、中国の過剰反応、弱体化するメルケルといわれ、世界的な改革の停滞も重荷。昨年11月米大統領選を境に2ヵ月期待先行で上げただけに、結果が出ないと元の木阿弥。失望売りの方が何倍も大きい。1月7日のエコノミスト誌によると、今月出版される「第四の道」(ヒューイット)を引き、トランプ流は保守的な最高裁、強い軍隊、自由な企業などレーガンの道。企業の海外利益を本国に戻し税制優遇。有権者が喜ぶインフラプロジェクトをご祝儀。巨額のばらまきと腐敗がつきもので、南の国境に二重フェンス建設、1100万人の不法移民法制化が発表される。失敗すると、2018年の中間選大敗。2020年強敵登場、弾劾手続きもあり得るという。まさに山本五十六で、半年や1年暴れてご覧に入れようときた。要するに、ヘリマネ出動。世界的な規模で広がるものの、2年、3年となれば確信を持てないとの認識で納得した。メルケル首相は9月の総選挙に減税が目玉という。日本の場合、1月6日英国アデナ・ターナ元FSA(金融サービス機構)長官がソロスと一緒に首相、日銀総裁と会談。水面下で財投拡大の打診に入った模様。財政赤字、公的債務拡大など異論もあるが、バブル崩壊に伴うデフレと長期停滞による税収減が主因で、欧米と協調ならやらざるを得ない。日銀は10年債利回り0%誘導を目安に腕まくり。ヘリマネに取り憑かれている。20日以降、冷静に対応するところだ。一例が■■■■■■(****)。ニッケル安で下振れしたが、1400円前後買い下がり。半年、1年駄目でも2年、3年後暴れまくる公算大だ。
 16日の日経平均192円安。大引け1万9095円。TOPIX1530(-14)。東証一部の出来高14億6900万株、売買代金1兆8800億円。3月限が1万9060円(-0.98%)の引け。10年債利回り0.050%(+0.005%)。上海総合が3103(-0.30%)で引けた。マザーズ指数の引け972.02(-0.65%)。そこそこのレベルにある。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など僅か。値を保ったのに過ぎない。昨年11月から2ヵ月円安株高を追い風に10~12月期決算の上振れが楽しみだ。1月31日■■■■■■(****)、■■■■(****)。2月2日■■■■■(****)、10日■■■■■(****)。■■■■■■■(****)、■■■(****)も気になる。間もなくトランプラリーパートⅡ。この儘で収まらない。(了凡)