日経平均7680円目安 NHKでも22日応仁の乱を追認 (2011.11.25)
18日から全面安の雰囲気と述べた通り。売り一色になった。23日札割れになったドイツ10年債がきっかけ。入札60億ユーロに対し落札39億ユーロにとどまり見切り続出。世界中株安に見舞われた。日本は自分たちでやりくりしたのに迷惑千万である。同日、米国も議会超党派協議による財政赤字削減法案に折り合いがつかず期限切れ。議会による法案成立期限12月23日を控え再び波乱含み。■■■■■(****)と■■■■(****)の動きが悪く、■■■(****)、■■■(****)も下値目安を割り込んだだけに、日経平均8000円割れでも収まらない。23日は中国で製造業購買担当者景気指数が予想を下回り、目下お手上げの状態。欧米、中国は政策期待で時間稼ぎしているが、日本に限ると破れかぶれ。永田町と霞が関は使い物にならない。敢えて現行の延長上で日経平均の目安をいえば7680円。黄金分割によるもので、このレベルなら打診買い。株、債券、金先物など一度投げが出ないと反発も鈍い。来年2月にかけて買い場がやってくる。焦らず待つことだ。22日NH教育TV午後10時から「さかのぼり日本史」を見た。経済競争の原点・応仁の乱がテーマ。10月7日「応仁の乱世界レベルに」と述べ、NHKが追認したような内容。幕府と守護大名が事実上破綻し、国内の秩序が維持できなくなると、武力や経済による実力だけの時代。国人領主や個人も大半脱落した。そこで、戦国大名が群雄割拠。重商主義や治山治水、年貢を除き税を廃止するなど農民を囲い込み。農民たちも武器を持ち、一揆、打ちこわしが頻繁に起きた。現在の1%vs99%とそっくり。欧米や中国、チュニジア、リビアなど挙げて下剋上のトレンド。来年世界中で選挙があり、新体制に対する失望からも拍車がかかりそうだ。市場で声がかかるのも一握りの戦国大名。北条早雲や武田信玄、長宗我部元親に匹敵する銘柄が出番待ち。それを■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、さらに■■■■(****)、■■■■(****)と踏んでいるわけだ。ヘッジファンドが前途を左右する相場。欧州債務危機が終盤に入り、ひと区切りつくのが来年2月とみられる。事実上、あと2ヵ月になった。
日経平均は149円安。後場も売り物に押され8165円の引け。4日連続安で今年の安値になった。出来高14億9500万株、売買代金9200億円。依然底入れ感が出ない。■■■■■(****)99円、■■■■(****)224円が物語るもので、主力どころも軒並み安い。しかし、欧州や米国の債務危機に引っ張られたもので、日経平均7680円を目安に買い下がり。来年後半には震災、タイ洪水に伴う復興需要顕在化。1~3月ないし4~6月急反発が見込まれる。応仁の乱世界版は日本がルーツ。たどっていくと信長、秀吉、家康でオチ。日本にお鉢が回ってくる。むしろ、欧米債務危機がひと区切りつき、ヘッジファンドの矛先が日本売りに向かってきた時正念場。株、国債、円も枕を並べトリプル安。やっと構造改革が動き出す。永田町と霞が関は1%の部類。国民99%の罵声を浴び改革に取り組まざるを得ない。24日の日経平均新安値を前向きに受け止めた。7680円まで覚悟できている。その後の急反発を見越したものだ。日本の場合、最強の企業部門が来年巻き返し。欧米債務危機や中国のバブル崩壊にひと区切りつくと円安も考えられる。(了凡)