横にはった分縦に立つ 27年分の値上がりが1度にくる (2016.12.26)
焦点の22日まちまち。持ち高調整売りと買い戻しが交錯し日経平均一時116円安。引け小戻した。前日32ドル安で引けたNYダウと同様盛り上がりに欠ける。東証一部の値上がり852(値下がり990)に明らか。
アルゴリズム(定式化したプログラム売買)の一環で、個別の動きが全体に反映しないため無人運転の車を見ているようなもの。何も起きず物足りない。伝えられたのが、ドイツ銀のレポート。米大統領選でトランプ氏の勝利以来、世界の株式時価総額が3兆ドル増え、その分債券の同総額が減った。リーマンショックから8年続いた流れが変わり、洗いざらい対応を迫られボラティリティ(価格変動)が下がっている状態。英国のEU離脱、米大統領選のように間際まであり得ない結果が現実になり、来年フランスとドイツの国政選挙も極右政党が台頭する見通し。日本でも戦後進駐軍の財閥解体やバブル崩壊の決め手になった持ち合い解消売りが一巡。トランプ氏当選直後から株高、長期金利上昇、ドル高など定着。米大統領選前の建玉が未決のまま持ち越し。きっかけ次第で日経平均倍返し2万5000円と述べた。欧州の30年戦争と大坂冬・夏の陣が400年前。欧州の旧王家グループとロスチャイルド、ロックフェラーなどビルダーバーグ会議の支配から250年を数え、戦後70年を超えた時点で既得権の維持困難。ルールが変わりそうな気配だ。金融緩和の限界から財政に舵を切ったのがトランプ氏。国務長官にエクソンCEOのティラーソン氏を起用。ロックフェラーの申し子で年商45兆ドルのビジネスを束ねる男。腹をくくったとみられる。政策立案や予算執行、外交や国防など何も彼も未知数だが、ハネムーン100日を数える来年4月までにある程度わかる。今、トランプ氏や取り巻きさえどうなるか見当もつかないわけで、相場が勝手に走り出し引っ込みがつかなくなった。売っても下がらず買っても上がらない高値整理。年末年始売ってきても跳ね返す力がある。日本の場合、財閥解体や持ち合い解消と逆のポジティブなポジション。週刊ポストが日経平均4万円説を流す前、14~21日にかけて近い将来日経平均最高値更新。逆ブラックマンデーと述べた。1990年から27年株安、長期金利下落、円高に見舞われ、持ちこたえただけに横にはった分縦に立つのが道理。27年分の値上がりが1度にくる。■■■■(****)が潰れないのも原発補償金を賄うためで、秘かに大相場説が伝えられる。
22日の日経平均16円安。大引け1万9427円。TOPIX1543(-1)。東証一部の出来高18億7100万株、売買代金2兆1500億円。3月限が1万9360円(-0.36%)の引け。10年債利回り0.075%(+0.005%)。上海総合が3139(-0.16%)で引けた。マザーズ指数の引け905.31(-1.44%)。日柄が足りないようだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など僅か。■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)ともに新春待ち。アルゴリズムとパッシブ(受身)投資に翻弄されている。しかし、来年にも日経平均2万5000円。場味が一段と好転する。大幅な円安を勘案し3Q上方修正が相次ぐ見込みだ。(了凡)