逆ブラックマンデー 22日焦点にハネムーン100日 (2016.12.21)
週明け小反落。20日反発し日経平均が年初来高値を更新。買いパニックが続いている。前週末南シナ海で中国海軍艇が米国の無人潜水機を拿捕し、週明けもトルコでロシア大使が襲撃され死亡。警戒売りを消化して確りだ。
担がれた売り玉の買い戻しによるもので、以前述べた22日が焦点。日経平均の6月安値1万4952円を叩いた期日を迎える。一方、外資にとってXマス休暇に輪をかける5連休前。23日が天皇誕生日で3連休となり、26日NY・ロンドン休場。27日もロンドン休場とあってポジション調整待ったなし。現物と先物推定4兆円の買い戻しが未決のままで興味深い。日経平均の日足が75日移動平均とプラス乖離率11.49%まで上昇し、2013年5月23日13.34%以来。13年5月当時1143円安。東証一部の出来高76億5500万株、売買代金5兆8300億円。米国の量的緩和縮小を受けたもので岐路になった。物理的に売り方が踏むまで終わらないわけで、単純平均から試算すると、日経平均倍返し2万5000円と述べたばかり。年末年始、理外の理が見込まれる。8日ECB理事会、9日メジャーSQ、14日の日銀短観、15日FOMC0.25%利上げ。さらに、プーチン来日にもかかわらず何も起きなかったのが手掛かり。相場急落を見越した売り玉を持て余しているためだ。22日何も起きないと面白い。暮れの節税売り、年明け米新大統領20日就任式、一般教書1月末、予算教書2月末など材料出尽くし。とっくに織り込み急落とみられるが、翌日急騰も考えられ上げが踏みを呼ぶ展開。追い証を迫られ、逆ブラックマンデーも仮説の一つだ。株高、長期金利上昇、ドル高など上方乖離が目立つためで、2013年5月を嚆矢に売り方主導の下げ相場が逆回転。14、15年を通じて2段上げ。16年6月から3段上げに入ったとも受け取れる。日経平均15年8月高値2万808円から今年6月安値1万4952円の押し5856円。倍返し2万6664円になる。米大統領選を境にNYダウが最高値を更新し、グレートローテーション(35年続いた債券から株に大転換)といわれるのも仮説。年末年始からハネムーン100日を通じて逐一検証できる。理路整然と後講釈しても何の足しにならない。■■■■■(****)1300円、■■■■(****)784円に躊躇したが、敢えて市場に晒しクライマックスまで見ることにした。
20日の日経平均102円高。大引け1万9494円。TOPIX1552(+3)。東証一部の出来高19億2900万株、売買代金2兆3300億円。3月限が1万9500円(+0.67%)の引け。10年債利回り0.075%(+005%)。上海総合が3102(-0.49%)で引けた。マザーズ指数の引け928.27(+0.90%)。持ち直す公算が大きい。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。国内勢の売り越しが続く現状に下値不安なし。買い越しになったら転機を迎える。逆ブラックマンデーとなればマイルストーン。理屈抜きに乾杯したい。(了凡)