生命循環に戻れ 11月21日 紫玉庵 (2011.11.18)
終わり迎えた世界権力
日本から沸いてくる生命力
新婚のブータン国王夫妻が日本を訪問中で、
御病気の天皇陛下に代わって
皇太子が接待したわけですが、
その席に雅子さまがおられなかったことは、
やはり、さびしいことです。
ブータンは、国家の良し悪しとは、
国土や人口の規模、
そして工業生産力でないことを、
教えてくれる国です。
誰もが勤めをもち、富の偏らないことが、
幸福な風土つくりに
もっとも大切なことではないでしょうか。
8月末に、
戦後チカラで主導していた世界権力が、
終わりを迎えました。
彼らは、これまでの近代化の裏で、
仲間内の利益独占と快適な生活を目指し、
自ら常に安全地帯にいて、
他の人間の尊厳を奪い、
戦争や疾病まで起こし、
人口減までもくろんでいましたが、
やっと、
地球の生命系にいる自分自身の存在に
気がつきました。
宇宙~太陽系~地球~人体~微生物
大いなる生命の流れ
「生命循環」を無視して、
人間の頭の中で、国家・宗教・通貨を作りだし、
自分の支配権・支配領域を争い、
ウソをいいながら、
いのちを虐げ続けてきたのが、
既得権益者です。
しかし、今、全ての生命に、
普遍的、平等に、
危機が訪れています。
日本の縄文と
ヘブライの科学性を習合させた、
古代出雲の感性が復活します。
それは、
音・響きで、交流した、
銅鐸の時代でした。
日本の「和」の本質があります。
見えざる、死後の世界との融和まで、
視野に入れていました。
戦後日本国内の既得権は、「詰み」ですが、
その抵抗をTPPが破壊します。
TPPの中に、
シンガポールとブルネイがいる意味を
忘れてなりません。
アメリカ自体各地でデモ・暴動が始まり、
中国のコンクリート・バブルも終わり、
どこから
生き生きとした生命力が沸いてくるのか。
それは、日本からです。