ポジション調整しきり パイプラインに世界のメジャー突進 (2016.10.28)
見送られ反落。日経平均一時113円安。引け小戻した。高値警戒感によるもので、6年振り人民元の安値更新が足かせ。オフショアで1ドル6.7921元と2010年10月以来。アジア新興国通貨も売られた。
しかし、■■■(****)の副社長が27日都内で「英国EU離脱後も競争力を高め乗り切る」旨述べたほか、同日■■■■(****)が7~9月期決算を発表。予想以上に健闘し高安まちまち。東証一部の値上がり909、値下がり927と拮抗している。米国でも25日アップル2%安に対しボーイング5%高。7~9月期決算まちまちの印象。それに、11月1~2日FOMCで12月利上げの予告まで織り込んでいる模様。大統領選が大詰めを迎え、ヒラリー当確を認めながら何か起きるといった雰囲気。ポジション調整しきりだ。サハリンパイプラインで上がりかけた■■■■(****)、)■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など時期尚早。後場伸び悩んだ。JQ平均小幅続伸、マザーズ指数反落。個別物色も決算発表を除きイベント待ち。間が持てないようだ。その点、フィリピンのドゥテルテ大統領(71)。強気のアウトサイダーといわれ物議をかもしているが、「フィリピンの抱える根本的な問題を解決できるのは強気で断固としたリーダーだけ」という。麻薬撲滅をはじめ環境、交通渋滞、インフラ整備にも果敢に取り組み最近の支持率91%。先祖にファーストレディもチャイニーズといわれ、根っからミンダナオ島ダバオ市(フィリピン第3の都市で人口145万)で30年市政を担った国内派。国政や外交経験なしに世界の舞台へ登場した。来年1月フィリピンがアセアンの議長国になるため過剰反応している。一部特権階級を笠に着る現体制に反発した米国のトランプ候補と似たところが興味深い。下剋上とも受け取れ、どちらにも与しない日本の対応が最大の関心事。フィリピンの新大統領は米国と距離を置き、日中と同じ構えのようだ。10月31日~11月1日の日銀政策決定会合で追加緩和なし。早々日銀が示唆した。欧米の長期金利がジリ高だけに気がもめる。先進国で一番安定しているといわれる安倍政権。むしろ、3期9年の任期延長に気の緩み。首相に限れば、来年天中殺2年目で油断大敵。安定が「謎」といわれる所以だ。財務相や官房長官に二階幹事長(77)と小池都知事(64)の取り合わせが絶妙。目前の米大統領選、12月イタリア国民投票と米利上げ。さらに、プーチン来日など難なくこなす。外資の買い越しが続き妙味大。サハリンパイプラインに世界の大手資源メジャーが突進してくる。
27日の日経平均55円安。大引け1万7336円。TOPIX1382変わらず。東証一部の出来高17億株、売買代金1兆9400億円。12月限が1万7350円(-0.05%)の引け。10年債利回り-0.060%(+0.010%)。上海総合が3112(-0.13%)で引けた。マザーズ指数の引け936.27(-0.29%)。小動きにとどまった。値上がり率ランキングによると、■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)と■■■■■(****)が出番待ち。■■■(****)と■■■■■■(****)よし。米国は中国に対し、旧ソ連同様徹底的に弱点を突き、時間をかけて体力消耗に追い込む作戦という。(了凡)