資本主義終わった印象 タイ洪水明け日本企業復活 (2011.11.12)
やれやれ反発。戻り売りに押された。イタリア国債利回り低下、首相TPP決定持ち越し、オリンパス監理ポスト入りなど買い戻しによるもの。11月のオプションSQ値8542円。1銘柄10万株程度、あっさり決まったという。欧州債務危機がギリシャ、アイルランド、ポルトガルから大手イタリアに及び、9、10月のSQ値から3%後退した水準。世界中のメガバンク、証券、保険大手も泥沼にはまった。日本でも最大手■■■■■(****)101円、■■■■(****)243円で情けない。■■■(****)に至っては36円で仮死状態のまま。国や自治体も事実上お手上げだ。まるで資本主義が終わったような印象。銀行、証券ともに用済みになった。10日の「カンブリア宮殿」によると、銀行は「金融業でなくサービス業。トップが地域経済の音頭取り」と■■■■■(****)の10代目土屋頭取。取引先に長期出向。ATMにルーレットを置き、当たると振込手数料サービス。出店先にお代わり自由のコーヒー、延べ100冊を数える週・月刊誌を並べ人が集まってくる。大垣市16万人の82%が同行キャッシュカードを持ち、全国でネット系2行を除き顧客満足度№1。11日247円で引けたが、ライバル■■■(****)に追いつき追い越すところ。金融を媒介に地域の利害を吸収し、サービス業の付加価値を提案している。大手が追随できないだけに見直しの対象になりそうだ。一方、 ■■■■■(****)と■■■■(****)。どちらも言語道断だが、前者は医療機器を主力に患者の命にかかる事業。国益の観点から政府と東証の合意がほしいところだ。後者は出来の悪い井川一族の暴走。バブル当時ゴッホにはまり信用失墜した大昭和の斉藤オーナーを思い出した。語るに落ちたてん末で、上場取り消しでも文句をいえない場面。市場はしらけっ放しだ。権力や大本営発表に動じなくなった。相場や銘柄以前の問題で国や企業、胴元に当事者能力なし。個々に対応するほかない。米国が欧州通貨危機に思ったほど動揺しないのは、FRBを駆け込み寺にいくらでもドルを増刷し決済できるためだが、円ドル77円台半ばまできて賞味期限切れが迫っているのも事実。中国にしても、今年バブル崩壊が明らかとなり、暴動が混乱を後押ししている情勢。諸外国に対し中国政府と軍の暴走を誰も止められないという。彼我ともに下剋上の時代に入ってきた。
日経平均は13円高。後場アジア株が持ち直し8514円の引け。下げたわりに戻りが鈍い。出来高16億6300万株、売買代金1兆円。リート、ETFに日銀の関与がうかがえるという。基本的に■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)を立てて来年戦う旨を述べた。持ち越した■■■(****)、■■■■(****)もそうで、実需が手がかりの■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)しかり。ものにもよるが逆回転している。来年2月にかけてEUがユーロ再構築。黄金分割による円高デフレの日柄調整一巡。日経平均は底入れすると述べた。欧米や中国でもない日本企業の復活が手がかり。それも機関投資家と違って一本釣り。タイ洪水明けから流れが一変する見込み。おのずと■■■(****)、■■■(****)も生き返る。欧米の白人エリートは甘い。まだ自分たちの背負い込んだ不良債権を何とかなると考えている。NYダウ1万200ドルが次の目安になりそうだ。(了凡)