ノーベル賞と癌学会 12月の米利上げでつかまる見込み (2016.10.04)
週明け反発。日経平均一時203円高。引け伸び悩んだ。前週末NYダウ184ドル高、円高一服など好感したもの。ドイツ銀の破綻懸念が後退し、買い戻し一巡から模様眺めになった。寄り前発表された日銀短観も、大企業製造業の景況感9月横ばい。反発しても支援材料難で9月28日から日経平均200円幅の鯨幕相場。中国が10月第1週国慶節で上海休場とあって、3日米ISM製造業景況指数、5日米貿易収支、7日米雇用統計発表など各種統計頼み。恐怖指数が萎え締まりがない。引け後、■■■(****)に支援材料。シカゴ大の中村教授がAIを利用してがん患者に適した治療法、悩みを解決できるサービスをFROTEO(2158)と共同で開発。2年をめどに実用化を目指すという。3日300円引け。出来高508万株にしては確り。同教授がゲノムと免疫療法で日本のリーダーといわれるだけに読売新聞が後押しした。日経も3日付13面でがん免疫療法を8段抜きで伝え、6~8日パシフィコ横浜で開かれる日本癌学会学術総会にエール。免疫療法チェックポイント阻害剤、制御性T細胞、抗がん剤と併用する治験提案など紹介している。そこで、3日の日本時間18時30分発表されるノーベル賞生理学・医学賞に注目した。4日同18時45分物理、5日同18時45分化学、7日同18時平和、10日同18時45分経済学。文学未定という。■■■■■■■(****)のオートファジー抗体がピントきた。■■■■■■(****)もそうだ。日本人でなくても、がん免疫療法関連の学者が受賞すると一斉に人気化。世界で認められただけに相場も長持ちする。6日の癌学会に向けて追い風になりそうだ。受け売りだが、FRBが景気対策と称して断行した3度目の量的緩和は、2007年の高値から5割以上下がったNYダウ、ナスダック、S&Pを元に戻すのが目的。債務超過に陥っていた主要金融機関の自己資本回復を狙ったものという。昨年実現し、今年株高維持に躍起。米国株の時価総額が2000兆円(自己資本計200兆円)といわれ日本の4倍。1割超下がると債務超過になり、IMFも神経をとがらせている。11月の米大統領選まで暴落なしとしても、12月の米利上げでつかまる見込み。利上げどころか利下げに追い込まれる公算もある。9月9日のNYダウ394ドル安が初動。ノーベル賞、癌学会など相場の綾に過ぎない。
3日の日経平均148円高。大引け1万6598円。TOPIX1330(+7)。東証一部の出来高14億9600万株、売買代金1兆6200億円。12月限が1万6590円(+1.22%)の引け。10年債利回り-0.070%(+0.015%)。上海総合休場。マザーズ指数の引け951.63(+0.36%)。買いに分がある。値上がり率ランキングによると■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)、■■■■■■(****)をマークしている。■■■(****)を取材した。4日付企業レポートにくわしい。今後低所得者層の支持が幅広い顧客層につながると1万円相場に格上げ。いいポジションにつけている。6日取材のため7日付本欄休載の予定です。(了凡)