9日待ったなし変化日 21日やり切れない日銀の検証待ち (2016.09.09)
高安まちまち。日経平均一時176円安。引け下げ渋った。8日午後に日銀副総裁講演を受けたもので、マイナス金利拡大を嫌気して下げ、ETF買いを思惑に戻した。売買代金2兆円超が手掛かり。前日と似ている。9日メジャーSQ、12日新ポジションが大商いの目覚まし。不発なら日柄整理を持ち越し、7月大化けした■■■(****)のワンマンショーⅡ。米アップル端末向けに新作「スーパーマリオラン」配信が明らかになった。上方修正された実質GDP改定値年率0.7%(速報0.2%)、7月の経常収支1兆9000億円黒字も輸出入の減少によるもので手詰まり。21日、日銀の検証待ちでやり切れない。8日午後10年債利回りが-0.040%に跳ね、午前中から0.030%上昇。同副総裁講演後、超長期ほか幅広い年限の利回りも一斉に上げた。1月のマイナス金利導入から7月ETF倍増にとどまった「異次元緩和」に限界説が流れ、それでも5、8日の日銀総裁・副総裁講演から起死回生の発言が伝えられるだけに当然の反応。前日述べた中前忠説そのものだ。債務問題がもたらす信用リスク、先行き不安からくる長期金利の上昇が中央銀行の思惑を超え顕在化する。8月20日現在、日銀の総資産が447兆円にのぼり、FRBの446兆円を超えただけにやり過ぎだ。今後日銀のETF買いが本格化。年6兆円レベルに引き上げ池の中の鯨。そもそも米国が自社株買いなら、日本はETF買いを加味して割高。この分では、20、21日FOMCと日銀の政策決定会合が重なり、材料出尽くしで売られる公算もある。反転の初動がNY休場明け7日、メジャーSQ9日に週明け12日と述べた。NYダウが高値を更新するなり他力本願で大商いになればよし。日経平均の5月高値1万7234円、4月高値1万7572円も射程圏。1ドル100円、日経平均1万5000円割れを叩いた売り方の買い戻しが見込まれる。マイナス金利が0.2%になっても、メガバンクの急落を回避できる措置が必要だ。道理で売りたい強気と買いたい弱気ばかり。噛み合わないはずだ。年初来、円高株安で資産効果がなく、マイナス金利導入で利子も取り上げられた。株の利回りが見直される理屈になるが、日銀が出しゃばりすぎて動けずじまい。その点、9日メジャーSQ待ったなし。場味一変も考えられる。6日、1ドル105円と1万8000円説も流れ、出来レースが露見すると面白い。作家の佐藤洋二郎(67)によると、生きている間が人間。どう生きても大差ないが、孤独をどう癒して生きるか問題という。
8日の日経平均53円安。大引け1万6958円。TOPIX1345(-3)。東証一部の出来高16億7200万株、売買代金2兆1900億円。9月限が16940円(-0.29%)の引け。10年債利回り-0.040%(+0.020%)。上海総合が3095(+0.13%)で引けた。マザーズ指数の引け952.86(-0.43%)。来週気になるところだ。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など関係分。■■■■■■■■■(****)、■■■(****)も見直される。■■■■■(****)をはじめメガバンクの戻りが興味深い。(了凡)