出来レース理外の理 夜間取引で先物1万7000円回復 (2016.09.02)
戻り売りをこなし続伸。週末、来週明けを先取り。意外高の公算濃厚だ。4~6月法人企業統計による設備投資3.1%増、中国8月の製造業PMが50を上回り追い風。前日NY原油先物が約4%下げ、米国の主要3指数続落を受けたもので強い。メガバンクのほか鉄鋼、自動車、通信などバリュー株底上げ。値上がりが圧倒的に多い。TOPIXが先行し、日経平均も8月12日の引け1万6919円を上回った。1日米ISM製造業景気指数(8月)、2日米雇用統計(同)発表を織り込んでいる。■■■■■(****)が97円引け。半値戻し152円を目指す動きに入った。前期連結1株当たり純資産190円からも割安。2、3日ウラジオストックで日ロ首脳会談があり、サハリンの天然ガスパイプラインと子会社コベルコの関係が出ると面白い。プーチン大統領が12月上~中旬来日し、首相の故郷山口で平和条約締結をはじめ本格的な詰めに入る見通し。このため、年内全値戻し239円も考えられる。日銀のETF購入変更が毎月第2営業日でタイムリーだ。2日の米雇用統計が非農業部門年率20万人増ペースとなれば、9月のほか12月利上げも話題にのぼりドル高。円安株高に拍車がかかり先物主導の買い戻し。自律反発1万7991円、中間反騰1万8425円も視野に入る。年初来8ヵ月手詰まりのマグマがたまり、夜間取引で先物が3ヵ月振り1万7000円を回復。1ドル103円台後半に入った。8月26日まで定説だった1ドル100円割れが後退。9月に理外の理が生まれそうだ。都知事が8月31日の会見で11月7日に予定している築地市場の豊洲移転を延期したのに似ている。1999年石原知事のもと、移転整備の結論を出して以来既得権を巡りもめていた。完成した豊洲市場で1日700万円の維持費も都民負担になるが、都知事のプレーンが橋下前大阪市長当時の上山慶応教授で、国交省、マッキンゼー、米ジョージタウンでも鳴らした再生のプロ。期待をもてる。徹底した情報開示を求めている。9月20~21日のFOMC 、日銀政策決定会合を通じて「総括的な検証」にも当てはまる。日銀の量的・質的異次元緩和がマイナス金利導入で限界に達し、物価2%が無意味なことも海外で知れわった。恐らく、20~21日出来レース。7月バーナンキ前FRB議長を日本に送り込みヘリマネ含み。米利上げ説に乗りかけた日本の短期資金がお目当て。持ち上げてはたき落とすとみられ、外資が夏季休暇から戻り先物をかついでいる。戦後も日本の政府、日銀が欧米金融資本と「主従の関係」にあることを忘れないことだ。
9月1日の日経平均39円高。大引け1万6926円。TOPIX1337(+7)。東証一部の出来高18億4300万株、売買代金1兆9500億円。2日注目される。9月限が1万6890円(+0.89%)の引け。10年債利回り-0.060%(+0.010%)。上海総合が3063(-0.72%)で引けた。マザーズ指数の引け903.91(+0.48%)。確りだ。値上がり率ランキングによると、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)もそうで貸借倍率0.34。来週楽しみだ。■■■(****)は底値圏。一触即発である。(了凡)