8月2日てんこ盛り ポジション調整一巡しヤマ場 (2016.07.27)
打つ手なし。日経平均一時297円安。引け若干戻した。3ヵ月振り原油先物43ドル割れを受けNYダウ77ドル安、1ドル104円台前半の円高も足かせ。10日参院選で与党圧勝の矢先、11日政府がバーナンキ前FRB議長を招き、「日本版ヘリマネ」導入を織り込んだ21日峠になった。22日から日経平均3日連続安となり、29日予想される反動を逐一先取り。小賢しい相場でやりにくい。シラけた場味だ。後場、■■■(****)の反発が救い。「ポケモンGO」のほか、米国で人気の「ファイアーエムブレム」や「どうぶつの森」、「ゼルダの伝説」など今秋続々投入。世界中が虜(とりこ)になりそうで、2007年の上場来高値7万3200円挑戦も考えられる。前週空売り急増でもちきりだ。英国EU離脱をきっかけにトルコのクーデター未遂、南シナ海仲裁判決、不人気な米大統領選、ドイツがテロに見舞われるなど海外も皆目消化不良。リーマンショック後8年を数え、行き過ぎた金融緩和や構造改革など手詰まり。ガス抜きの一端がスマホゲームという社会現象になった。国境を越え老若男女がはまった。おのずと相場も大きい。今の■■■(****)は、公家文化をルーツに京都1200年のDNAを受け継いだ花札、トランプなど遊び心の延長上。奈良が1300年数えながら、朱雀門をはじめ「国立」の影響で遊びが少ないのと対照的。2014年から上昇運で■■■(****)と同じ。今年、富士の裾野を一歩一歩のぼっていくイメージという。日本株の源流を見る思いだ。17日■■■■■■(****)が英アームHD買収を発表し、19日620円安で引けたのが前途を示唆している。戦後70年続いた平和の曲がり角。リーマン後、流動性の罠がもたらした。26~27日FOMCと28~29日に日銀政策決定会合を踏まえ、日経平均1000円高と1000円安の思惑で板挟み。8月2日政府の経済対策が発表される予定だが、前FRB議長や前英金融サービス庁長官に筒抜けとみられ出来レース。3年前の第一次補正が13兆円だけに、これを下回ると自律反発1万7991円、中間反騰1万8425円に届かない。欧米や中国も喉から手が出るほど資金が欲しいだけに「てんこ盛り」にして差し出すはずだ。南シナ海仲裁判決で中国の動揺が激しく、突き放してばかりいられない。26日から為替、金利、株もガチンコが始まり来週ヤマ場。ポジション調整一巡、リスクオフなら何も起こらない。「日本版ヘリマネ」に疑似、likeのついているところがミソといわれる。
26日の日経平均237円安。大引け1万6383円。TOPIX1306(-18)。東証一部の出来高19億1000万株、売買代金2兆3200億円。9月限が1万6340円(-1.63%)の引け。10年債利回り-0.260%(-0.015%)。上海総合が3050(+1.14%)で引けた。マザーズ指数919.17(-1.19%)。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。急がば回れの心境だ。前週、外資系8811億円買い越しに対し個人5589億円売り越し。信託銀も売り越しで面白い。昨年11月から調整続きだけに8月も戻りを期待できる。27日取材の為、28日付け休載の予定です。(了凡)