証券ビュー

アンコール伊勢町

日本版ヘリマネ導入 週明けから生きた経済を先取り (2016.07.25)

前週末反落。日経平均一時244円安。引け小戻した。10日振りNYダウ77ドル安、1ドル105円台の円高に振れ、前日に続き政策・緩和期待を織り込み反動安懸念を見越したもの。8日に続き25日変化日を迎え、FOMCを受け29日に日銀の緩和発表待ち。持ち高調整の売りが目立つ一方、意外に強い印象を受けた。結論からいうと、日銀のゼロ金利回答なし。市場からみると、4月28日の日経平均624円安、6月16日485円安に次ぎ3度目の声明発表。ヘリコプターマネーを投入しなくても、異次元緩和と財政出動が同時に機能すると同様の効果が見込まれるという。受け売りだが、首相の信頼が厚い前内閣官房参与によるもの。数ヵ月前バーナンキ前FRB議長に首相との会談を勧め7月12日に実現。前日、日銀総裁とも会談し了承済み。財政と金融緩和の両輪を回し、日本版ヘリマネ導入が発表される見通し。今後、秋の大型補正や来年度予算編成にも盛り込まれるようだ。道理で米国や欧州、アジアなど主要国の株価指数が年初来高値を更新。当面、英国のEU離脱、南シナ海仲裁判決、トルコのクーデター未遂など棚上げし危機を封印する模様。リオ五輪(8月5日~21日)後、杭州G20(9月4~5日)にかけて再燃といわれる。このため、25日か29日、材料出尽くしで利食い・見切り千人力が後退した。むしろ、週明けから本格化する主要企業の4~6月期決算発表が新たな手掛かり。20日■■■■(****)、22日の■■■■(****)にしても減益の割に確り。前週末NYダウ53ドル高、成都G20に追随する動きが予想される。事実上、昨年12月から半年以上調整が続き、悪材料を大半織り込んだだけに、この間1ドル99円をしのいだ日本企業の底力に見どころ。自律反発1万7991円、中間反騰1万8425円なしに収まらない。元証券界の同士だった法政の水野和夫教授(1953年生まれ)がいう。資本主義は成長が前提。日本はそれができない時代に入った。アベノミクスは財政、金融、成長戦略。潜在基盤があれば財政、金融も景気を後押するが、なければ赤字が積み上がるだけ。貸出先がないのにマイナス金利を導入しても効果なし。供給を増やすと需要が生まれる経済の原則が通用しなくなった。その通り、異論なしだ。しかし、人間は経済が行き詰まるたび適応の糧を見出した。来週から従来の政策や学説、体験でも学べない生きた経済を先取り。財政と金融を両輪に日本版ヘリマネ導入が予想され相場も一皮むける。流動性の罠にはまり待ったなしの場面。7月8日の2番底をもとに10週後(8月下旬)、10ヵ月後(来年4月下旬)の光明を見た。

22日の日経平均182円安。大引け1万6627円。TOPIX1327(-11)。東証一部の出来高15億9100万株、売買代金2兆4200億円。9月限が1万6630円(-1.07%)の引け。10年債利回り-0.225%(+0.010%)。上海総合が3012(-0.86%)で引けた。マザーズ指数の引け925.80(-1.03%)。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)よし。■■■(****)も時間の問題だ。27日取材の為、28日付け休載の予定です。(了凡)