証券ビュー

アンコール伊勢町

気になるスキュー指数 後半ブラックスワンのシグナル (2016.07.05)

週明け続伸。日経平均一時107円高。売り一巡から切り返した。買い戻しによるもので、4日NY休場(米国独立記念日)のため出来高今年最低。売れず買えずじまい。大半鳴かず飛ばずだ。

日経平均が伸び悩む一方、JQ平均とマザーズ指数が6連騰。トータルで8日変化日と述べた。英国のEU離脱に振り回され、返す刀で円高のとばっちり。キャメロン首相が伊勢志摩サミットから1ヵ月足らずで辞任を表明。この間FRBも利上げから利下げに軸足を後退。1日、バングラディッシュの首都ダッカで反体制派のテロが起き、日本人7人を含む人質20人が死亡した。逆回転に陥っている。しかし、英国FT指数やNYダウがEU離脱前の水準に戻し日経平均も追随。今後の展開でもちきりだ。受け売りだが、6月28日153.66まで上昇し90年代以降ピークをつけたスキュー指数(歪み)が気になる。米シカゴ・オプション取引所が算出しており、将来大きな価格変動に備える取引。ブラックスワン(想定外の事態)を示唆するという。前回、ピーク更新が2015年12月11日、FRB9年半振り利上げの5日前。利上げ直後「堅調」だったが、年明け世界株安に見舞われ動転した。考えられるのが、8日以降8月末にかけてドイツ銀行の信用不安、ECB追加緩和の副作用、さらに、中国人民元の急落など下振れ要因。1日、人民元が対ドル5年半振り安値をつけ、中国社債市場のデフォルト懸念も伝えられる。1日述べたように、腫れ物に触る地合い。10月にかけて徐々に正体が明らかになる見通し。何よりドルに対し年初から20円近く円高に振れ、日銀の異次元緩和丸つぶれ。ネガティブ金利導入が裏目に出た。2008年から5年デフレを放置した前総裁の日銀と似ている。にもかかわらず、今後BOE(英中銀)とECBの追加緩和、日銀の追随も考えられ時間稼ぎ。回りまわって世界の緩和マネーが日本に向かう可能性もある。消去法によるもので、経済合理性のほか安心・安全や健全性などこれまでの経緯が手掛かり。10日参院選、31日都知事選が次のステップになりそうだ。中間反騰、マザーズ指数青天井が先行指標と述べた。4月のパナマ文書公開から規格外相場。グローバル化の反動によるもので、英国のEU離脱に次ぎ米国トランプ大統領の当落が後半の焦点。NY金先物1400ドル乗せがブラックスワンのシグナルとみられ、7~8月意外な戻りも考えられる。

4日の日経平均93円高。大引け1万5775円。TOPIX1261(+7)。東証一部の出来高15億7900万株、売買代金1兆6000億円。9月限が1万5760円(+0.57%)の引け。10年債利回り-0.255%(+0.005%)。上海総合が2988(+1.91%)で引けた。マザーズ指数の引け1056.57(+2.79%)。収まりそうもない。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、など関係分。売れず買えずの挙げ句にサマーラリ―。■■■(****)、の出番が近い。S-588410第Ⅲ相大詰め。逆三尊の底入れだけに反転すると大きい。■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、など逆行する動きだ。(了凡)