証券ビュー

アンコール伊勢町

売り方がつかまった 22、23日買い戻し24日総踏みも (2016.06.22)

前場円高をこなし後場一段高。日経平均の日中幅432円。3日連続高になった。前週英国のEU離脱を流し上前をはねた売り方がつかまった印象。ソロス(85)が「離脱ならポンド15%、場合によれば25~30%急落」と述べ、彼が1992年9月英中銀を相手にポンド売りで儲けた15%を上回る旨の売り煽り。24日、ブラックフライデーという。のぼせるな。16日、英国で残留を支持する最大野党の労働党女性議員が射殺され流れが一変した。現地で盛り上がっているのはイングランドだけ。スコットランド、ウェールズ、北アイルランドでも話題にならず。残留支持という。17日ポンドが急騰し、20日NY金先物連続小幅安。22、23日売られ過ぎの買い戻しが続き、出口調査なしの24日総踏みも考えられる。残留が決まれば、一斉に円高株安ポジションの巻き戻しが起きるためだ。大袈裟にしても、リーマンショック当時を上回る待機資金が動くといわれ、予想以上の地合い好転につながる。マイナス金利導入から2年を数えるECB総裁、導入4ヵ月余りで手詰まりの日銀総裁。さらに、5月の雇用統計下振れを受けたFRB議長も利上げにブレーキがかかった。一過性であれ、日経平均がドル円の従属変数で106~08円、ないし110円も見込まれる。東証の出来高、売買代金が極端に落ち込んだのは外資が興味を失ったせいで、米国の利上げ路線が狂い始めたことと無縁でない。受け売りだが、これまで異次元緩和(2013年4月)、同(14年10月)を通じて資金シフト一巡。2月ネガティブ金利に踏み切り限界。今後、追加緩和があっても動かす資金がないわけだ。そこで、財投が景気対策の柱。今後5年、民間資金と合わせ30兆円規模という。リニア大阪延伸8年繰り上げ、低利奨学資金の活用が目玉といわれパンチに欠ける。バブルを生んだ財投残高が2001年400兆円をピークに157兆円(15年度末)に減少し再び増加。異論も多い。中長期、予想以上の金利上昇が見込まれるためだ。昨年11月から貿易収支が好転し円高株高を模索してきたが、5月に4ヵ月ぶり407億円赤字となり踊り場。相場の上でも、24日記録的な大商いを踏まえ7月が復活の決め手になりそうだ。平たくいえば、前週英国のEU離脱・残留を巡り日経平均6.0%、マザーズ指数18.4%下落。為替も103円台に急騰した反動。総論に結果が出ると各論が動き出す。マザーズ指数先物上場が突破口とみられる。

21日の日経平均203円高。大引け1万6169円。TOPIX1293(+14)。東証一部の出来高17億2200万株、売買代金1兆7700億円。9月限が16160円(+1.51%)の引け。10年債利回り-0.145%(+0.005%)。上海総合が2878(-0.35%)で引けた。マザーズ指数の引け994.18(+1.20%)。じり高で期待をもてる。値上がり率ランキングによると、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。決して諦めないことだ。■■■(****)然り。255円で寄り引け同値。総会明け目を離せなくなった。配布資料34ぺージの中で167、964が圧倒。各論待ちだ。(了凡)