証券ビュー

アンコール伊勢町

週明けから24日前触れ 売り方総踏みと買い方総投げ口火 (2016.06.20)

前週末反発。日経平均一時340円高。前場の安値1万5614円を下回って引けた。後場104円台前半の円高を嫌気。先物に小口売りが出た。JQ平均小反発、マザーズ指数続落。可も不可もなく、まちまちの印象だ。FOMCと日銀政策決定会合を通じて23日英国の国民投票を先取り。ヘッジファンドの過剰反応とみられ、24日コールオープションの決済が見ものだ。17日、日経が先物オプション7月物1万8500円のコール未決残高急増を伝え、しばしば述べた中間反騰1万8425円と重なるだけに、開票後のアク抜け予想以上。世界の機関投資家が固唾を呑んで事態を見守り、リーマンショック当時を上回る待機資金が動くという。16日、英国で残留を支持する最大野党の労働党女性議員が射殺され、NYダウが息を吹き返したのに呼応するもの。17日、欧米と日本でドル緊急供給検討が伝えられ、麻生財務相が閣議後の会見で「一方に偏った投機的な動きが見られる」と述べた。介入も辞さない構えだ。つまり、売り方総踏みと買い方総投げの口火が切られた。6月を踊り場に7月が復活の決め手。天動説の日経平均ではつぶしが利かない。英国の離脱・残留が死活問題になる欧米の対応を受け入れるわけだ。日本の場合、伊勢志摩サミットが評価された5月末まで小康状態。GWから週刊文春の特ダネになった都知事の政治資金流用疑惑で持ち切り。6月から崩れ始めた。21日に都知事辞職が決まり、22日参院選公示(7月10日投票)。7月14日都知事選告示(31日投票)の見込み。気になるのが自民党。共産党が不信任案を出す土壇場で恥も外聞もなく同案提出を決意。都民の信頼を失った。このため、次の候補が誰であれ苦戦を免れない。参院選東京選挙区で相当な批判票が出る。7月10日以降アク抜けの反動が予想され、26~27日FOMCと28~29日の日銀政策決定会合も取るに足りず。今のところ見通しが悪い。しかし、23日英国の国民投票には法的拘束力がない。投票が離脱でも議会で残留を承認。NYダウが高値を更新すると踏みに拍車。理外の理も考えられる。■■■(****)が247円安値引け。出来高126万株にとどまった。17日14時10分から30分、日本乳癌学会(東京ビッグサイト)で「世界に発信できる日の丸乳癌医療を」テーマに中村祐輔シカゴ大教授(63)が特別講演。22日帰米後「シカゴ便り」で明らかにされる。最近、2度諦めた遺失物をともに見つけた喜びから粘っている。3度目の正直という。同教授は2月、同社も6月から上昇運だ。

17日の日経平均165円高。大引け1万5599円。TOPIX 1250(+9)。東証一部の出来高23億9700万株、売買代金2兆4700億円。9月限が1万5530円(+1.04%)の引け。10年債利回り-0.140%(+0.065%)。上海総合が2885(+0.43%)で引けた。マザーズ指数の引け950.33(-0.96%)。まだ終わらない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など見直した。NY金先物が一時1300ドルを突破。■■■■■■(****)の出番が近づいている。7~8月ターニングポイント。2008年リーマンショック当時の動きと似ている。週明けから24日にかけて前触れ。引き締めて臨むところだ。(了凡)