地合い好転経過よし 「増税再延期なら解散が筋」合理的 (2016.06.01)
売り物をこなし高い。日経平均一時183円高。昨年11月から半年振り5連騰。3ヵ月連続陽線を引いた。終値ベースで銘柄を入れ替えるMSCI指数定期見直しの影響から出来高、売買代金急増。主力中心に戻したほかJQ平均、マザーズ指数続伸。前場110円台に振れた円高が後場111円台の円安となり引けにかけて一段高。6月にかけて中間反騰が見込まれる。伊勢志摩サミットや米大統領広島訪問を通じて「アベノミクス」(円安・インフレ)を持ち上げる欧米ファンドの呼び水。伝えられる消費増税2019年10月、同日選見送りがサミット後の初動となり経過よし。6月1日、首相が増税再延期、大型補正、財政健全化目標維持など表明。2日OPEC総会でNY原油先物が一服しても、3日の米雇用統計発表に不安なく7月にかけてFRBの利上げ(ドル高)を打診する場面。買い戻しで高い。5月末述べた抜き打ち解散も頭から離れず、万一実施なら売り方総踏み。日経平均1万8000円大台突破も考えられる。財務相の「増税再延期なら解散が筋」に合理的な理由があり、旧民主党の反動で前回衆院絶対安定多数を確保しただけに気掛かり。失礼ながら玉石混淆でモノが悪い。国会議員を鍛え、有権者も覚悟しないと都知事の後追い。9月のG20で中国激高、11月米大統領選にトランプならどうするか。肝腎なところで使い物にならない。7月以降、原油や鉄鉱石など2~5月過去最高の在庫を抱えながら増産による投機相場の投げが予想されるためだ。金先物が逆相関。春先買い上げて調整にあるが、米利上げピークアウトを目安に底入れ。マイナス金利の限界でも反応するとみられ、中長期■■■■■■(****)買い下がり、4年サイクルで見守っている。首相がサミットで力説した金融、財政、構造改革が限界に近づき、日銀の異次元緩和も6月に出ると7月以降玉不足。厄介なことになりそうだ。6~7月、米国も高値を更新できるか正念場。裏目に出るとドル安。再び円高株安になりかねない。結局、6月3~7日の米国臨床腫瘍学会(シカゴ)と7月28~30日の日本同学会(神戸)が焦点。前者がシカゴ発だけに■■■(****)の動意目前。売り買い極端に見送られ妙味大。6月再び上昇運に入るためだ。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)よし。ディフェンシブ関連に分がある。5月末の企業レポートで■■■■(****)をお伝えしたが、ギリアドのC型肝炎2剤と■■■■■■(****)の抗悪性腫瘍剤、生活習慣病関連薬剤の市場が拡大し前期連結最高益。今期も上方修正が見込まれる。
5月31日の日経平均166円高。大引け1万7234円。TOPIX1379(+13)。東証一部の出来高25億2800万株、売買代金2兆8700億円。6月限が1万7230円(+0.88%)の引け。10年債利回り-0.120%変わらず。上海総合が2916(+3.34%)で引けた。マザーズ指数1144.64(+1.07%)高値引け。7月の先物上場が楽しみだ。値上がり率ランキングによると、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など創薬関連が魅力。■■■■■■(****)、■■■(****)に依然見どころ。■■■■■(****)の190円が視野に入った。6月地合い好転が見込まれる。(了凡)