間延びする中間反騰 5~6月めりはりをつける場面 (2016.05.20)
買い戻しで始まり往って来い。小動きにとどまった。日経平均一時196円高。11日の戻り高値1万6814円を27円上回った。3月予想以上の機械受注と6月米再利上げを巡り110円台の円安が手掛かり。ともに流動的で戻り売りに押された。3日1ドル105.55円をつけ半値戻し112円。6日に6月再利上げならドル高円安、5月に高値挑戦余地と述べたばかり。政策協調期待が根強いものの、20~21日G7財務相・中銀総裁会議(仙台)で難航が予想され次第に見送られた。来週も膠着状態が尾を引きそうだ。4月に明らかになったパナマ文書と為替監視リストが米国の一方的なルール変更で悩ましい。受け売りだが、相手国に脱税犯の摘出を促し、米国にある金融資産に言及しない。米国が延べ21兆ドルといわれる国内富裕層の資産を守るメッセージを出した。日本をはじめ中国、韓国、台湾、ドイツの4ヵ国・地域に対し初の為替監視国リストを指定したのも同根。しばしば述べる日経平均の中間反騰1万8425円が間延びしている。アベノミクスの半値押し、半値戻しを実現した矢先5~6月高値挑戦、7~9月反動安。この間、マザーズ指数青天井を見守っている。来週もボックス圏とすれば、6月2日OPEC総会、14~15日FOMC、15~16日の日銀政策決定会合。さらに、23日英国の国民投票待ち。原油価格が反転し1ドル119円も視野にあるが、直近50ドル目前まで戻し非OPECも増産活発。年後半反落、2番底も考えられる。5~6月めりはりをつける場面だ。面白いのが現代ビジネス。5、10年後生き残る会社と消える会社347を実名公表。やがて■■■(****)がグーグルの軍門に下るというから穏やかでない。電機や自動車など「ものづくり」の現場で起きる歴史的な地殻変動。第4次産業革命といわれ、あらゆるものがネットにつながる時代本格化。米国が主導権を握ると日本勢下請けという。金融革命も急ピッチ。電子マネーが浸透し、■■■■■(****)をはじめ3メガバンクが合併に追い込まれるとも。地銀統合を口火に金融機関が3分の1になるという。世界の構造変化に適応できるのが■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など業態転換に取り組んでいる指折りの銘柄。国、企業、われわれも、世界中ふるいにかけられているのが現状だ。
19日の日経平均1円高。大引け1万6646円。TOPIX1336(-1)。東証一部の出来高20億1800万株、売買代金1兆9200億円。6月限が1万6640円(+0.30%)の引け。10年債利回り-0.075%(+0.030%)。上海総合が2806(-0.02%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)が見つかった程度。■■■(****)が301円引け。6月再び上昇運入りだ。■■■■■■(****)は296円引け。戻り高値を更新している。現代ビジネスによれば、■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など勝ち組の一角。消えてなくなる方が圧倒的に多い。セメント、石油、鉄鋼、外食、電力、新聞社などじり貧の一途だ。(了凡)