局面一変つける薬なし 18日GDPが下振れすると高い (2016.05.18)
前日の米国株高を好感し堅調。日経平均続伸、新興市場確り。先物主導で戻した。NY原油先物が時間外取引で一時47.98ドルをつけ、ゴールドマンの年後半予測50ドルを先取り。米シェール再編を後押ししている。バフェットの10億ドル保有が明らかになったアップルの反転も支援材料。米経済の調整入りが伝えられた4月、パナマ文書の公開をきっかけに局面が一変した。米国の金融資本が原油安、アップル安に歯止め。再構築に入ったとも受け取れる。「米国経済の回復これから」、「リスク資産の買い時」などアドバルーンが上がった。しかし、市場は半信半疑で売買代金2日連続2兆円割れ。10億ドル以上資産を持つヘッジファンドが世界で312というが、S&P500が1~3月期1.3%上昇したのに対し、同ファンドの運用実績平均-0.6%。ビジネスモデルが通用しなくなったという。2月閉鎖を決めたファンドや4月に「崩壊する初期段階」と述べた大手ファンドも業界が職を失うと本気で心配している。米国ではリーマンショックをトラウマに、08年から10年まで870万人の雇用が失われ、その後毎月約20万人回復。2014年に4年かけて取り戻したという。住宅ならぬ車のサブプライムによるもの。つける薬がなくなったのも事実で、26~27日サミットにかけて議長国日本がやむなく消費増税棚上げ、衆院解散、財政出動を表明。日銀も6月15~16日やり尽くした追加緩和で攻勢との観測が絶えない。しばしば述べる5~6月高値挑戦、7~9月反動安と似ている。17日、マザーズ指数1140.04(+1.30%)と反発。4月21日の高値1230.82に対し5月12日1229.34にとどまり一服。7月19日同指数先物上場が見込まれ、時価総額の大きいバイオ関連と有力なIPOが伝えられ青天井。9年3ヵ月振り1200突破に見どころ。1700ポイントが視野と述べた。■■■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)がリード。■■■(****)、■■■■■■(****)が急追という構図。日経平均の中間反騰1万8425円挑戦も焦点。5月3日1ドル105円台をのぞき、112円が半値戻しとも述べた。今、来週にかかっている。18日発表される1~3月GDPが下振れすると政策期待で高い。買い戻しが広がりそうだ。一方、NY金先物の値もちがよく■■■■■■(****)逆張り。■■■■(****)も気になる動きだ。今年3月IEA(国際エネルギー機関)の原油底入れ宣言や、7月から世界銀行の融資が事業の質重視に変わるなど体制側の切り返しが目立つ。7~9月息切れも予想されるためだ。
17日の日経平均186円高。大引け1万6652円。TOPIX1335(+14)。東証一部の出来高17億8400万株、売買代金1兆8900億円。6月限が1万6700円(+1.08%)の引け。10年債利回り-0.110%(+0.005%)。上海総合が2843(-0.25%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、強気。■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)然り。今、来週出番がやってくる。今年に限って「セル イン メイ」(5月に売れ)の裏目が出そうだ。(了凡)