マザーズに外資系介入 需給改善し先物主導で中間反騰 (2016.05.13)
安寄り後切り返し後場一段高。追加緩和を蒸し返している。前日の米国株安、ドル安を受けたもので、自社株買いを発表した■■■(****)が下げ渋り、わずか3週余りで日産■■(****)の34%出資を受け入れた■■■■■(****)はS高。6月にかけて中間反騰と述べた通り戻りを試すところにきた。日経が12日、10段抜きで黒田日銀試練の時。マイナス金利に誤算、正念場の6月総力戦へ引導を渡したような檄文。日銀がFRBの日本支店で国際金融資本の意向に逆らえず、5月末から6月中旬にかけて追加緩和。財政出動、消費増税棚上げなど政策協調を後押し。4月28日何もしなかっただけに、6月してもしなくても目一杯対応を迫られる。「1億総活躍プラン」をはじめ2013年から「骨太の方針」が改訂を重ね、規制改革実施計画など成長戦略足踏み。既得権者と官僚の強い抵抗に阻まれたまま。あげく、財政難で弾切れといわれため息がもれる。今週決算発表が峠を越し、トヨタの想定レート1ドル105円を織り込んだものの、半値戻し112円がせいぜい。弱気が多く、空売り比率が40%台に上昇する一方、裁定買い残が3年7ヵ月振り1兆8000億円まで減少。需給が好転し先物主導の展開。売り方をつかまえると、6月にかけて中間反騰1万8425円挑戦が見込まれる。一方、マザーズ指数が反落。1198.42(-2.20%)で引けた。日経平均の切り返しによるもので、先駆したバイオ中心に一服。■■■■■■(****)と■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)にしても中段もち合いの域。出来上がっていない。■■■(****)と■■(****)などヒヨコ。学会発表やマザーズ指数先物上場を手掛かりに外資系の介入も伝えられ妙味大。1953年ワトソンとクリックによりDNAが二重らせん構造であることが明らかにされ、2000年ゲノム解読、12年京コンピュータ完成に伴い免疫療法による創薬が可能になった。薬九層倍といわれるように10~20年の開発費が薬価に跳ね返る。株の場合も10~20倍返しなどザラだ。■■■■■■(****)の場合、2012年2月OTS102がNHK「がんワクチン最前線」放映で話題を集め、同28日既得権勢力と朝日新聞により「有効性確認できず」の烙印がトラウマ。当時一番難しいすい臓がんのワクチン治験が第Ⅱ相まで良好だけに、現在治験中の胆道がんでひっくり返す公算が大きい。10日から動意がみられ12日も確りしていた。
12日の日経平均67円高。大引け1万6646円。TOPIX1337(+2)。東証一部の出来高20億6700万株、売買代金2兆1700億円。6月限が140円安で寄り130円高の1万6710円引け。10年債利回り-0.110%(-0.005%)。上海総合が2835(-0.04%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。11日、■■■■■(****)が子会社の減損14億3700万円を主因に下方修正した。連結5.3%営業増益であり今期につながる。12日、■■■■■■(****)が決算発表。減益、減配見通しにかかわらず17.5円高。設備投資1861億円(前期の2.7倍)が効いた。受け売りだが、米国大統領予備選。双方嫌われたものだが、よほどのことがないとクリントンが勝つという。米国はネオコンとCFR(外交問題評議会)の利害が真っ向対立している。(了凡)