証券ビュー

アンコール伊勢町

でんと構え反転に備える 市場が2番底の結論を出す (2011.10.26)

依然、一喜一憂。小動きまちまち。小高く寄った後見送られた。日経が25日付トップで世界の株売買急減を伝え、リスクマネー後退に言及したが、ボトム圏入りの兆候。来年2月にかけて収斂するとみられ、さほど心配していない。同時に伝えたNAS電池使用停止による■■■(****)の一時ストップ安がきつい。■■(****)や ■■■■■(****)につぐ売り材料。いきなり長大陰線を引き崩れ落ちた。この分では小康を保っているEU首脳会議も26日発表売り。あく抜けしないと収まらない。むしろ、27日が新月で闇夜だけに打診買いと述べた。とにかく、円がドル・ユーロでも高止まり。今月も問題が解決しないわけで、11月だめなら12月、越年後2月にかけて市場が2番底の結論を出す。経済の力学によるもので、円ドル74~71円が目安。この時点で40年円高、20年デフレに転機とも述べた。29日世界規模の抗議デモ、11月3日カンヌG20までいくとよくわかる。今回の決算発表は通過点だが、日本企業の健闘ぶり予想以上。リーマンショックで打ちのめされ、震災、原発事故、円高再燃にもまれ凄まじい。25日■■■■■(****)の発表も見ても記録的なもの。日本の資本財は世界のハイテク企業に不可欠。来年円安インフレに転換すると本物になる。27日■■■(****)、31日■■■(****)も見どころ。来年まるまる選挙で明け暮れるだけに日本企業の見直し必至。あく抜けから大出直りも予想される。ちなみに、日本のGDPとGNP。国内総生産と国民総生産。今、GNPの方がGDPより大きく、日本は海外の稼ぎが国内を上回るようになった。海外で富が蓄積され、そこからあがる投資収益や利益が予想以上。典型的な債権大国になった。このため、投機的な円高でもむきになることはない。グローバル化がここまで進み、成熟過程に入ったのは世界で日本が初めて。流れに逆らわずでんと構え、来年の反転に備えるところだ。歴史は繰り返すが、後戻りしないところがミソ。仮説ながら、来年日本の時代が姿を見せる。

日経平均は81円安。引けにかけて売られ8762円で引けた。正午に東京市場で円ドル76円06銭の新高値。ドル売りが優勢なほか、2時に好決算を発表した■■■■■(****)が材料出尽くしで380円安。軒並み安くなった。出来高14億3800万株、売買代金9500億円と若干持ち直している。■■■(****)が1468円で引け楽しみな経過。24日上方修正したが、厳冬予想と節電需要を見越したもので、9月27日の1550円抜けから飛ばしそうだ。決算発表は28日の予定。■■■■(****)11月8日、■■■■(****)も11月9日発表売り。おしなべて荷を軽くして進みたい。メインストリートからウォールストリートにはまった米国経済も、25日述べたように郵政公社4200億円の健保補助金積み立て支払いを11月18日に控え再びデフォルト寸前。時間稼ぎの先送りが鬱陶しい。日本の来年度予算もゆうに100兆円大台を突破。税収が40兆円足らずで見ていられない。■■■■■(****)が108円、■■■■(****)も287円で引けたように2番底持ち越し。■■■■(****)255円、 ■■■■■■■(****)150円しかり。821円まで売られ、926円で引けた■■■(****)もまさかの安値をつけた。事実上、27日から次の幕が上がりそうだ。(了凡)