年度またぎ半値戻し 4~6月ぶつかり7~9月ころぶ (2016.03.25)
前場戻り売りをこなして下げ渋り。後場再び売られた。原油安と米国主要3指数下落を嫌気する一方、ドル高による買い戻しが入り週末イースター休日を控え模様眺め。今週にもNYダウ2番天井と述べたばかりだ。原油の場合、22日WTI41.9ドルで頭打ち。4月にカタールの首都ドーハで開催される産油国(約20)の増産凍結期待を織り込んだ。ドル高も、4月26~27日のFOMCで3月見送った米国再利上げを見越したもの。来週明け手掛かり難で円高株安が予想され、28日権利つき最終日の官製相場が見もの。やむなく年度をまたぎ日経平均半値戻し1万7367円、中間反騰1万7700円が目安。利食い・見切り千人力に変わりない。2月末のG20(上海)から中国の人民元切り下げや香港・上海株暴落を避ける上で政策協調が続いており、ECBの利下げ打ち切りに日銀のネガティブ金利も実施1ヵ月で不発。米国でもドル高につながる利上げに抵抗が出始めた。このため、日本は5月の伊勢志摩サミット(26~27日)を目玉に4~6月政策期待。1~3月期GDP下振れが確実な情勢で5月18日発表予定だけに、消費再増税棚上げ、補正拡大(若年低所得層に商品券)、追加緩和などてんこ盛り。目一杯織り込む場面とみられる。7月10日の衆参同日選が固まった模様で、7~9月を待たず出来上がる見通し。受け売りだが、3月16日に日銀が発表した2月の業態別当座預金残高を見ると、23兆0840億円(1月の試算値23兆1940億円)で1100億円(0.48%)減少にとどまり、マイナス金利適用分の99.52%横ばい。目論見が外れ焦っているという。メガバンク首脳が「麻薬中毒になり劇薬になっていく」と述べた通り。ロイターの企業調査(資本金10億円以上400社が対象)でも、62%よくないと答え66%影響なし。資金調達コストが下がり投資に有効だが、国内のマインドが低下し円高、株安などマイナス効果も大きい。15%が預金を引き出すという。政府・与党や日銀も、現場にうとい人が机上で政策を決めており大本営発表。日銀の政策委員(9人)に金融実務経験者がいないのも問題だ。4~6月ぶつかり7~9月ころぶことがわかっていれば相場に訊くほかない。同様に、2月26日打診買いした■■■■(****)。お粗末な経営陣とホンハイの手のひらを返す手口にたまりかね、民事再生法(100%減資)も考ええられるという。厄介なことになった。1000株残し見守ることにする。■■■■■■(****)は買い下がり。4~6月2番底を拾う場面。7~9月全体が二進も三進もいかなくなると出番がくる。欧米や中国など国、中銀レベルで金の現物を買い漁り。ドル急落に備えている。中国は危機になると政府が国民から現物を没収しペーパーマネーを渡すという。
24日の日経平均108円安。大引け1万6892円。TOPIX1354(-9)。東証一部の出来高20億株、売買代金2兆1000億円。6月限が10円高で寄り90円安の1万6720円引け。10年債利回り-0.090%(+0.020%)。上海総合が2960(-1.63%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。■■■(****)は予想以上。5円増配も考えられる。■■■(****)が確り。玉集めとみられる。409円カイまで2日あれば十分。裏をかく展開になりそうだ。(了凡)