為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり (2011.10.21)
ほどなく息切れ。つんのめってきた。売り一巡後売られているためで、値幅、出来高、売買代金ともに先細り。19日のNYダウ72ドル安。ナスダック53ドル安が物語るもので、大っぴらにダウPKOの印象。アップル大幅安、慎重なベージュブック、先行指標の住宅許可件数減少など踊り場。欧州信用不安再燃も気がかりで、23日に延期されたEU首脳会議でも解消のめど立たず。29日の世界規模な抗議デモ、11月3日カンヌG20も時間稼ぎ。もたなくなった市場が乱高下。ガス抜きによりバランスを取り戻す場面。やはり、27日の新月が目安になりそうだ。20日は■■■■■■■(****)370円、 ■■■■■(****)が1321円で引けお手上げ。復興財源を巡り■■(****)が37万9500円と高い。3次元の■■■(****)1472円、4次元の■■■(****)13万7000円もしつかり。数えるほどだ。上海総合・ハンセン指数も反落し、後場になって膠着状態に拍車がかかるありさま。ヘッジファンドの小口売りを吸収できないという。欧州、米国ばかりか中国の成長にブレーキがかかり、国内も当たらず触らず安全運転。証券不況にはね返っている。しかし、震災、原発事故、タイ洪水にかかわらず日本企業健闘。来年2月にかけて最後の円高、同半ばにも復興需要が見込まれ、大手ヘッジファンドの一角が日本株組み入れ比率を引き上げる模様。今秋ないし年明けのガス抜きをモノにするところだ。4Q以降円安とみられ、日本企業の円高抵抗力、上方修正が注目されるという。それにしても、日本が一流の先進国というのは過去のこと。ライバルは欧米ならぬ中国、韓国、インドなど新興国。10、20年後人口減と高齢化で経済のパワーが失われるためだ。ひところ経済一流、政治三流といわれたが、現在経済二流、政治論外という。何しろ、永田町と霞が関が機能不全。使いものにならなくなった。財政再建は、入るを量りて出ずるを為す。収入の範囲内で支出を調整するという単純明快な論理を貫くほかない。米沢藩の上杉鷹山、長州藩の村田清風、薩摩藩の調所広郷しかり。それを消費税引き上げ、復興国債増発など先行し本末転倒。年金、公務員、宗教法人にメスを入れないと日本がJALのようになる。
日経平均は90円安。下振れ注意報が出た。後場手詰まりが目立ち8682円の引け。出来高14億5700万株、売買代金8800億円。10ヵ月ぶりという。仮死状態の■■(****)が292円で引け騒然。何か起きる前触れである。比較にならないが、■■■(****)が急動意。25円で引けただけになおさらだ。■■■■(****)が1022円と反落。半端な戻りで売り物を浴びた。円ドルと金先物によるもので、基本的に来年2月まで尾を引きそうだ。その後が面白い。いずれ土地や金、現物資産が脚光を浴びるとみられ、2025年のXデ―に備えるもの。全面安になっても独歩高の公算が大きい。気になるのは■■■(****)400円、■■■■■(****)1万1890円の扱い。ともに整理未了であく抜け待ち。世界トップの技術、製品がよりどころだ。ピンチはチャンス。世界レベルで応仁の乱が広がり、欧米没落、中国転覆、日本復活を期して臨む場面。夢と希望を持って進むことだ。鷹山の述べた有名なくだり。為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり。応仁の乱は真に能力のある3英傑を世に送り出した。日本企業も例にもれない。(了凡)