思い出した是川銀蔵 胸が高鳴る金ゴールデンクロス (2016.03.08)
週明けまちまち。買い戻し一巡。下げ渋った。4日米雇用統計、5日から中国全人代可も不可もなし。10日ECB理事会、11日メジャーSQまで小康とみられ、14~15日の日銀政策決定会合と15~16日FOMCが決め手。米再利上げの有無にかかわらず利食い、見切り千人力。新年度に備えるところだ。年度内、あるとすれば官製相場。半値戻し1万7367円を目安に反動が予想されるためだ。7日に日銀総裁が都内で講演し、ネガティブ金利を導入して金利が一段と低下。「株高・円高方向に力を持っている」と述べた。莫迦な話だ。世界規模の原油安や中国リスクに対し余りに尊大。2年9ヵ月延べ200兆円投入しながら2%インフレ未達。実質2%成長も困難になった。このため、失敗を棚上げしてECBに追随。スイス(-0.75%)、スウェーデン(-1.1%)、デンマーク(-0.65%)でテスト中。机上論に過ぎない王道と真逆の金融政策を導入。必要なら躊躇なく拡大するという。先祖をはじめ日本、及び日本人に対し礼を欠く行為だ。2月末から3月初め金がゴールデンクロス。S&Pはデッドクロスで胸が高鳴った。同総裁は「日本経済が緩やかに成長し物価2%に向け上昇していくシナリオに揺るぎない」と強調。血が逆流して収まらない。すでに、4~6月、7~9月打つ手なしと述べた。7日、■■■■■■(****)を軸足に受けて立つ旨明らかにした。世界の金鉱山が寿命あと20年といわれ、1985年から30年で216.7万トン純金を産出した菱刈を見直した。今日、商業ベースで年7トン純金を産出し国内唯一。平均トン3gといわれる含有が30~40gの高品位鉱。1983年、鉱脈発見を手掛かりに大株主となり200億円の売却益を出した是川銀蔵を思い出した。同年、長者番付トップ。公益財団法人を設立し、子供たちに奨学金を通じて教育に尽くした。日銀は、日本株に投資家が大挙参入するようネガティブ金利に踏み切ったという。それにしてもお粗末だ。受け売りだが、1913年FRB設立以来の負債が世界で230兆ドル。1京5000兆円といわれるデリバディブ飛ばしを抱えたまま。BIS(国際決済銀行)の罠と伝えられる3月FRBのネガティブ金利導入を仮説に4~6月、7~9月検証する場面がやってくる。予想以上のインフレ、デフレをもたらし、ロスチャイルドやモルガン、ロックフェラーなど金融危機で大破した国際金融資本の穴埋め。世界中の資産家が営々蓄えた富を相場で巻き上げる意向という。以前述べたNYダウ8000ドル説に符合する。
7日の日経平均103円安。大引け1万6911円。TOPIX1361(-13)。東証一部の出来高22億1600万株、売買代金2兆1700億円と薄商い。3月限が40円高で寄り50円安の1万6950円引け。10年債利回り-0.045%(-0.005%)。上海総合が2897(+0.81%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。マイナス金利に差し込まれると、狂気の通貨政策と相まって防犯需要拡大。大規模な買占めにより食品や医薬品など必需品が高騰。これまで繁盛していた大半の企業が消えていくという。結局、金と銀がよりどころだ。(了凡)