年度末にかけ官製相場 3、6月反転し8~9月天中殺 (2016.03.01)
週明け反落。後場一段安。日経平均、TOPIXも安値引けになった。2月27日のG20 ・中銀総裁会議(上海)によるもので、29日買い戻しで始まり息切れ。円高に振れ、上海株安も足を引っ張った。日経平均を見ると、29日のザラバ高値1万6464円が26日の1万6472円に届かず自律反発一巡。「全ての政策手段を動員する」共同声明が張り子の虎になった。スイス、スウェーデン、デンマークにECBと日銀が追随したネガティブ金利に、実体経済の落ち込みや金利計算ができないなど副作用が伝えられる。これまで日銀の異次元緩和にしても、2013年4月が良薬なら14年10月劇薬、16年1月麻薬といわれるほど。この間に短観や大企業非製造業のDI、景気動向指数、鉱工業生産指数、機械受注など下振れしたことから市場の方が正しい。こうなると、3月1日スーパーチューズデー、4日雇用統計発表、15~16日FOMCを踏まえ米国の振り子が気になる。年度末を控えているためだ。現政権が日経平均と連動し、年金基金の決算が悪化すると考えられる正念場。昨年秋から本格化したオイルダラーの売りを引き取り、年明けから買い支えているのも公的資金。年度末に日本企業の円需要が急増する中で、比較的大規模な官製相場が予想される。4~6月、7~9月玉不足が見込まれるだけに利食い見切り千人力。局地的であれ、戦争をはじめ地政学リスクが理外の理という。2月25日述べた中国証監会新主席(8代目)も当てにならない。共産党中央委員会のメンバーで中国農業銀行会長から横滑り。銀行業務こそ知っていても証券業界に無知。素人同然といわれ危機管理困難。トップが交代しただけで問題解決にならず再び混乱が予想される。上海市場年内閉鎖説をお伝えした通りだ。マイナス金利の折りで待機資金が鍵を握る場面。■■■■■(****)70円、■■■(****)220円、■■■■■(****)130円台も考えられる。弱気及ばず中長期強気。3~4年後、原油安に伴う交易条件の改善が加速するためだ。本土で規制をしながら幹部が香港で売り抜けを図る中国共産党と一線を画したもの。バブル崩壊から20年以上デフレをしのぎ、紆余曲折の末復活のきっかけをつかんだ。日本は2016年から3年調整運で安倍首相(61)も同運。今年も8~9月が天中殺。3月と6月反転が見込まれる。
2月29日の日経平均161円安。1万6026円安値引け。12月から3ヵ月連続陰線を引いた。TOPIX1297(-13)。東証一部の出来高24億9200万株、売買代金2兆5900億円。3月限が80円高で寄り330円安の1万5930円引け。10年債利回り-0.065%変わらず。上海総合指数が2687(-2.86%)で引けた。一時2644をつけ昨年来安値を下回ったのが気掛かり。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)が顔を出した程度。1916年に次ぎ100年に一度の恐慌。おのずとチャンスがやってくる。■■■■(****)のほか■■■■(****)が出遅れという。■■■■(****)、■■■■■■(****)比較的堅調。■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)突っ込み買い。■■■(****)と■■■■■(****)強気。3月に半値戻し1万7367円挑戦が見込まれる。中国が3月1日預金準備率を0.5%引き下げる。(了凡)