金ゴールデンクロス 4~6月、7~9月打つ手なし (2016.03.04)
戻り売りをこなし高い。日経平均が今年初の3連騰。主力のほかメガバンクにも買い戻しが広がった。16日米再利上げを仮説に、4日米雇用統計発表から14日の日銀政策決定会合まで一連のイベントを織り込む場面。半値戻し1万7367円まで残り407円になった。2月末から3月初めにかけて金地金がゴールデンクロス。S&P500のデッドクロスと対極の関係にある。まず3年、デフレ株安が見込まれるという。1929年、2008年を前例に中期売りサイン。逆に、金地金同買いサイン。さすがマニア、察しがいい。シェール革命が裏目に出てデフレの米国に再利上げが必要かどうか。素人でもわかる。上には上がいるもので、金はインフレでなくデフレに強いという。その証拠に1929年、2008年デフレ株安直後に急騰した。後者の場合、リーマンショックを受けた08年10月681ドルを底に、11年9月1920ドルまで3年で2.8倍。2度あることは3度ある。黄金分割で日柄を計算すると、何と今年6月に相当する模様。ドル安に見合うもので。米国の掻き集めた緩和マネーが金に吸い取られるわけだ。こうなると、スーパーチューズデーで抜け出したヒラリー、トランプもこなせない。間一髪、ブルームバーグ(73=元NY市長)の登場が予想される。ユダヤ系でボストン出身。ハーバード・ビジネススクールを出て証券界入り。1981年「ブルームバーグ」(大手総合情報サービス)の前身を立ち上げて成功。02年から12年NY市長を歴任。私財10億ドル(1140億円)大統領選に投じる用意があるという。ピーター・ゼイハン(地政学ストラテジスト)によると、2030年まで米国中心主義が後退し自由貿易体制終焉。ロシア、欧州、中国など次々自滅。その後、40年にかけて米国復活。唯一世界覇権を再現するという。米国は必要なものをすべて手に入れ、平均年齢40歳(中国47歳、日本2025年51歳)。世界が破滅に向かっても米国のみ免れる。40年に会えばわかるそうだ。莫迦も休み休みいえ。自分たちだけ残って回るはずがない。末尾で日本は底力がある、比較的強く安全で安定していると持ち上げた。事実、年度末の官製相場。ドレッシングしたところで4~6月、7~9月打つ手なし。世界中さすらうようなプログラムでやりきれない。半値戻しを実現すると厄介だ。一旦利食い、見切り千人力。■■■(****)の玉集めを見守る一方、■■■■■■(****)打診買い。■■■■■(****)半値戻し。201円が目安と述べた。
3日の日経平均213円高。大引け1万6960円。TOPIX1369(+19)。東証一部の出来高27億4400万株、売買代金2兆5300億円。3月限が50円安で寄り250円高の1万6990円引け。10年債利回り-0.020%(+0.020%)。上海総合が2859(+0.35%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。受け売りだが、キャッシュを生み出す力のある会社が見直されるという。一例がディフェンシブ関連。食品、医薬品などなど必需性が高い。■■■■■■■(****)が気になるし、林原をまるごと引き受けた■■■■(****)もこれから。いっぱしの人間になろうものなら、最後のひと呼吸まで前向きでないと駄目という。 (了凡)