BISのレシピ通り 来週戻し3月FOMCに落とし穴 (2016.02.19)
原油相場が持ち直し反発。日経平均一時501円高。買い戻しが一巡し小甘く引けた。手掛かり難によるもので、18~19日EU首脳会議、
26~27日G20・中銀総裁会議(上海)待ち。半値戻し1万7367円を目安に利食い千人力と述べた。受け売りだが、2013~14年に日本株を買ったのは外資。15年8月以降、彼らの売りを高値で引き取ったのが日銀、年金、郵貯に簡保など国民の資金。国や中銀が自分たちの政策目的のため市場介入した反動。現在の政策を続行すると、これ以上買えない限界を迎えた時に問題を大きくする。日銀より早く巨額の償還を控える米国債が先行。15年こそ短期から長期債に切り替えゼロにしたが、16年24兆円と18年の48兆円がヤマ。原資が見当たらないという。気になるところだ。本尊筋の手口も興味深い。1月29日初のネガティブ金利を表明した日銀に続き、3月15~16日のFOMCでFRBも追随。経済崩壊を先送りするたった一つの方法という。1月20~23日ダボス会議によるもので、世界の中銀をコントロールしているBIS(国際決済銀行)のレシピ通り。14年6月ECBがストレステストを言明し、これまでスイス-0.75%、スウェーデン-1.1%、デンマーク-0.65%まで実験済み。自国通貨のレートを下げる効果が認められた程度だ。彼らは市場が破綻しないよう専念している模様で、米国の景気が落ち込み始めただけに、息のかかったロイターやブルームバーグを使ってFRBの追随をアピール。慎重なウォール・ストリート・ジャーナルと交錯している様子。日本はメディアがロイターをなぞっている印象でしょぼい。一昨年来伝えられたFRBの利上げ観測が本尊筋のやらせなら、今回日銀に追随するFRBのネガティブ金利もプロパガンダ。市場を支えるのが困難といわれる。しかし、投資家は株のほか高利回りが見当たらず突っ込み買い。市場が動かなくなるまでつき合わされる。2月4日、日銀総裁が衆院予算委員会で「個人の金利がマイナスになる可能性はない」と述べた。信用台なしだ。本尊筋は市場と利益、投資効率のみ関心を払い、ネガティブ金利で欧米や日本など先進国の富裕層を一網打尽にするのが狙いといわれる。12日、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など底値買い。来週G20・中銀総裁会議にかけて上値を試す場面。おそらく、3月に落とし穴がある。
18日の日経平均360円高。大引け1万6196円。TOPIX1311(+28)。東証一部の出来高26億2800万株、売買代金2兆7000億円。盛り上がりに欠ける。3月限が560円高で寄り500円高の1万6240円引け。10年債利回り0.010%(-0.035%)。上海総合が2862(-0.16%)の引け。G20まで見守るところだ。値上がり率ランキングによると、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)強気。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)然り。■■■(****)は化ける。 (了凡)