100年に1度稼ぎ時 恐慌の醍醐味巨万の富が一握り (2016.02.17)
売り一巡から買い戻しが入り続伸。日経平均一時319円高。引け伸び悩んだ。16日からネガティブ金利適用。不動産と銀行が賑わった程度で盛り上がりに欠ける。15日、発行済みの14.2% (1億6700万株)、5000億円を上限に自社株買いを発表したソフトバンク(9984)がS高。日経平均を83円かさ上げした。前日NY休場にかかわらず、ECB総裁が3月の政策緩和に言及し欧州株堅調。1ドル114円台後半の円安も後押し。26~27日G20・中銀総裁会議(上海)にかけて戻りを試す場面。2月1日の戻り高値1万7905円に届かず、半値戻し1万7367円が目安。利食い千人力と述べた。4日発表される米雇用統計と利上げの関係が後退。FRB再利上げ見送り、ネガティブ金利導入が伝えられるためだ。試算でECB-4.5%、FRB-1.3%、BOE-2.5%、日銀-3.45%(JPモルガン)まで可能という。1月の世界同時株安が新興国中銀の資金枯渇によるものといわれ、ネガティブ金利拡大が駄目押し、とどめになりかねない。インフレと戦争に明け暮れた20世紀と真逆のもの。大筋、世界中長期不況に転落したと考えられる。ネガティブ金利自体、すでに破綻した緩和マネーの悪あがき。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、旧G7で日本の10年債利回りが初めてマイナスになった。大胆さに欠けるが、政策の王道となり、しばらく続く公算が大きいという。日本の場合、バブル崩壊後の不良債権処理や日銀の間違った金融政策がトラウマ。メディアも総括できず、後講釈でお茶をにごしているのが現状。その点、米国在住の若林栄四説よし。1970年代から40年半(黄金分割)続いた資源バブル崩壊が本質。実体経済に対し緩和マネーが大きくなり過ぎて本格化なデフレに突入した。今後、世界の株式市場で時価総額減少が見込まれマネー縮小。米国の景気回復がいつまで続くか疑問。米国が資源バブルの本家本元であり無傷でいられない。現行金利で1981年9月15.84%がインフレのピークとなり、40年半後2022年までデフレに包まれるという。事実、3月から予想以上に厳しいとみられる。しかし、本尊筋にとって100年に1度の稼ぎ時といわれ、暴騰や暴落を通じて巨万の富が一握りの分配者に渡る。それが恐慌の醍醐味という。2000年8月、日銀がゼロ金利解除に失敗し反面教師。今回、FRBも轍を踏むと考えられネガティブ金利導入然り。下げの半値戻しで適応できる。12日、■■■■■(****)や■■■■(****)、■■■■■■(****)のほか■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など底値買い。17日、下方修正した■■■■■■■(****)もそうだ。
16日の日経平均31円高。大引け1万6054円。TOPIX1297(+4)。東証一部の出来高31億5800万株、売買代金2兆8800億円。3月限が80円安で寄り100円高の1万6040円引け。10年債利回り0.040%(-0.045%)。上海総合2836(+3.29%)の引け。値上がり率ランキングによると、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。捨てるものは何もない。今後、日本に限って交易条件の改善が加速するためだ。17日取材のため、18日休載になります。(了凡)