災い転じて福となす いざとなれば日本が駆け込み寺 (2016.02.10)
大幅反落で始まり全面安。取りつく島もない。日経平均一時978円安。1月22日の941円高が台なしだ。欧州銀行株の急落、NY原油先物安、円高などリスクオフの流れが海外から波及。長期金利が初の-0.010%に低下し拍車がかかった。25日移動平均線1万7202円と下方乖離6.5%。騰落レシオも63.4%で下げ過ぎの水準。引け味が悪くあく抜けしない。昨年8月24日1ドル116.15円を切り一段安。変動乖離10%以上で自律反発。売り方の買い戻しが入り半値戻しと述べた。SMBC日興によると、5日までに決算発表した東証一部上場企業の2016年3月期純利益が当初から8.5%下振れ。114円台まで円高が進み見通し難の状態。18~19日EU首脳会議、26~27日G20 ・中央銀行総裁会議(中国上海)がメドという。12日オプションSQを前に仕掛け売り。深押しにも買いが入らず、1月21日の安値1万6017円を試す場面。テクニカルに2014年10月末1万5701円、アベノミクス相場の半値押し1万4809円までお伝えした。ちゃぶ台返し本番のプログラム。米国が世界にばらまいた緩和マネーの回収を図るもので、98年アジア通貨危機、08年リーマンショック、18年メガトン級巨大危機といわれる。今回4兆ドル、4兆元バブルと空前の規模。いちいち驚いていられない。安心、安全な資産がリスクオフの受け皿になるためだ。日本の場合、バブル崩壊から25年先行し需給ギャップを改善しただけに、いざとなれば駆け込み寺。政府や日銀が頼りにならず民度で持っている。1月29日ネガティブ金利に踏み切った日銀を批判したが、ユーロ圏で効かなかったものの日本で効くという声もある。ECBがマネタリーベース拡大前に対し、日銀は目一杯緩和して積み上がったところに導入。一定の効果が見込まれるという。念のため、■■■■■(****)の配当取り。160円台で買い下がり。所有期間利回り2.3%。皇族保有で知られ減配懸念が小さい。■■■■■(****)も期末24円配当を継続。700円割れよし。利回り3.4%になる。年度末リバウンドが見込まれ次の備えになりそうだ。受け売りだが、理論は過去の現象から導かれたもの。これから予想される未来にあてはまらない。現在65歳以上2093万世帯。人口2383万人。10日述べた預金取り崩しで中央値が男83歳になると枯渇するそうだ。6世帯のうち5世帯不足することを政府も知っている。
9日の日経平均918円安。大引け1万6085円。TOPIX1304(-76)。東証一部の出来高31億7300万株、売買代金3兆円。3月限が650円安で寄り940円安の1万6060円引け。10年債利回り0.005%(-0.030%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)のみ。■■■■■(****)、■■■■■■(****)安値更新。■■■■■(****)、■■■■■(****)然り。どんな逆境でも諦めないことだ。高値つかみの■■■■(****)を114円で難平し、人生が前向きになった人もいる。2~3月災い転じて福となす場面。リバウンドが迫っており前向きだ。■■■(****)220円カイのチャンスでもある。CNF(セルロースナノファイバー)の■■■■■(****)よし。リニアの岩盤固結剤で売出し中だ。(了凡)