マイナス金利間違い FRBも米国を間違った方向に (2016.02.03)
上げ一服。3日振りに反落。本邦初のマイナス金利を織り込んだ。ドル安、原油先物安によるもので自律反発一巡。日経平均の半値戻し1万7943円が関門。後場、戻り売りに押された。しかし、食品や医薬品、電力、ガスなどディフェンシブ関連が確り。メガバンクも切り返し下げ渋った。1月が1年を先取りするといわれ、差し込まれ追い込まれてから反発。今後際どい場面が予想される。絶対に諦めないことだ。2~3月下値を試すと述べた。上値もそうで、自律反発一巡から中間反騰も考えられる。前日述べた追加緩和、財投、消費増税棚上げなど政権連動相場によるもの。一方、ゼロ金利が国民の消費を抑えてきた現状から、マイナス金利にしても上向くはずがない。さらに冷え込むとみられ反落もわかる。日銀はFRBの日本支店といわれ、FRBも米国を間違った方向に引き回す見通し。イエレン議長は、失業率が改善すればインフレが始まるというフィリップス曲線の信奉者。5日と3月の雇用統計発表が再利上げの決め手といわれ、見送りでも株安に跳ね返る。受け売りだが、FRBをはじめ世界の中央銀行は原油を筆頭にデフレという巨大な流れと闘っているが、到底勝てると思えない。米国の貯蓄率は上昇傾向をたどり消費に回っていない。ゼロ金利政策により本来得られる預金者の利子(昨年推定4000億ドル)が消えたためだ。中央銀行はゼロ金利で預金が消費に回ると考えているようだ。米国の場合、1981年に長期金利が15%台に上昇しピークアウト。黄金分割で40年後ボトムの日柄を計算すると2021年。あと5年デフレが続くことになる。1971年のニクソンショックで金ドル交換停止。世界の経済規模が爆発的に拡大した。今後、金本位制に準じた通貨制度になると、規模に見合う金価格の設定が不可欠。グラム4000円や5000円にあらず、1万円レベルの水準とみられる。予想される2~3月の下値で■■■■■■(****)買い下がり。期末無配を発表した■■■■■(****)、■■■■(****)も国際商品の反発に備えるところ。最近、輝きを失ったといわれるNY金先物が堅調。騙しのチャートになっている。昨年12月29日述べたように、2016~19年国際商品の4年サイクルとデフレ、ニクションショックなど40年周期説が符合。幕末から40年後日露戦争、その40年後敗戦。さらに、40年後プラザ合意を頂点に2025年出直しの見通しだ。
2日の日経平均114円安。大引け1万7750円。TOPIX1452(-10)。東証一部の出来高27億7100万株、売買代金2兆9400億円。3月限が210円安で寄り90円安の1万7780円引け。10年債利回り0.080%(+0.020%)。上海総合が2749(+2.26%)で引けた。値上がり率ランキングによると■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。■■■■■■(****)は3200円が当面の目安。1月28日から■■■■■■■■(****)が出直り。■■■■■(****)は12日発表待ち。■■■■(****)よし。地道にいくことだ。(了凡)