23日までモラトリアム 幕末流行したええじゃないか (2011.10.14)
反発後まちまち。代わり映えしない。外資が仕切っているためで、SQを控え模様眺め。23日に延期されたEU首脳会議までモラトリアム。29日世界レベルの抗議デモに向けて再び波乱とみられる。9月のSQ値8732円に対し、13日の日経平均12月物8800円台半ば。10月のSQ値は差し引き均衡というが、売買代金が1兆円前後に落ち込んだまま。売り買いともちゃぶつきが多い。踊り場を迎え乱高下すると、下振れするケースが大半だけに見送られた。日経が13日付トップに具体的な銘柄を挙げ、先端素材や新市場を伝えたのに驚いた。前日述べたネタ切れの一端。23~29日にそれなりの備えが必要のようだ。11月のカンヌG20でギリシャ支援が持ち上がっても、新興国にとって傍迷惑な案件。突き放すとみられるためだ。ギリシャはGDP23兆円に対し借金35兆円。観光のほか産業がなく公務員の国。すでに5回デフォルトの前科があり、今回も7月からお手上げの状態。ドイツは2013年ESM(欧州安定メカニズム)立ち上げまで引っ張るというが、今月乗り切るのも至難と述べた通り。あと2週間が山場である。日本でいうと、幕末から維新にかけて流行した「ええじゃないか」とも重なる。東海道、畿内中心に江戸から四国に広がった大衆の実力行使。囃子ことば「ええじゃないか」を連呼し、集団で町々を巡り熱狂的に踊ったという。要するに、コメよこせというわけだ。当時、幕府のほか全国260余州の藩財政も破綻。ペリーが黒船でやってこなくても大半倒れていたという。このため、版籍奉還(1869年)や廃藩置県(1871年)も急ピッチ。廃藩置県直前には小藩の中に自己解体を願い出るところが続出したという。つまり、改革は洗いざらい首が回らなくなる状態に追い込まれると動き出す。岡谷鋼機の社史は、当時「ええじゃないか」を次のように伝えているそうだ。御札降りは決まって金持ちの家に舞い落ちた。その度人々が「奇瑞」ともてはやして御札の降った家に押しかけ飲み食いした。岡谷家の場合、正方寺町の脇田屋久七方に降った秋葉神社の御札まで引き受け、2ヵ月商売が開店休業のまま押しかける人たちを応対した。庶民は飢餓と物価高騰に苦しんだ。それが世直しを求めるエネルギーとなって爆発した。日本は2025年がXデ―にあたり、リーマンショック以降兆候ありあり。維新、敗戦を通じ2度あることは3度ある。
日経平均は84円高。大引け8823円。1ヵ月前の水準に戻した。出来高15億7800万株、売買代金1兆円。■■■(****)は13万9000円、■■■■(****)が262円で引けたほか、■■■■(****)327円、■■■■■(****)1665円、■■■■(****)も523円としっかり。 ■■■■■(****)171円、■■■■(****)142円、■■■■(****)254円も堅調。■■■■■(****)は1739円だが、3角もち合い終盤に入ってきた。■■■■■(****)13万5600円、■■■■(****)677円、■■■■(****)にも注意を払うところ。ひとまず、2週間後に備える時がきた。7日述べた応仁の乱と維新、敗戦は比較にならないが、2020年前後に信長のような女性が政界トップというケースも考えられる。■■■(****)399円、■■■■■(****)1万1970円も気になるところだ。(了凡)