何が起きるかわかる 1〜3月レギュラー並べ緒戦突破 (2016.01.04)
納会小動き。閑散に売りなし。懸案を持ち越した。昨年12月3日ECB追加緩和、4日OPEC総会物別れ、16日米0.25%利上げ。これに対し、18日の日銀緩和補完策に市場の見方まちまち。金・原油先物や円ドル、世界景気など前提次第で来年の見通しに強弱感が対立。追加緩和、原油安、米利上げさえ限界説に包まれた。引っ掛かるのが、昨年12月18日の日経平均。一時、日銀の追加緩和を見越し515円高。上ヒゲを残し366円安。同28日述べた通り、1月に同等の下ヒゲが見込まれ買い戻しにつながるためだ。12月1日の戻り高値2万0012円から14営業日にあたり、日柄を当てはめると1月12日。3連休明け前後に買い場がやってくる。同様に、中国のバブル崩壊を嫌気した昨年9月29日の安値1万6901円から上ヒゲまで55営業日を数え、日柄を当てはめて反動高を探ると3月11日になる。同じことを考えた記事が東洋経済に出ていて面白い。米利上げの反動1月に持ち越し。均衡点を巡り試行錯誤が続く。一口でいうと、1月12日に買い3月11日に売ればいいわけだ。昨年日経平均が9.1%上昇し4年連続高。19年振り高値で引けたという。毒にも薬にもならない。未(ひつじ)辛抱。申酉(さるとり)騒ぎ、戌(いぬ)笑い亥(いのしし)固まるのが相場格言。これから4年のあらましだ。昨年後半からドル高・原油安が気掛かり。同11月30日SDRに組み込まれた人民元がドルペッグ離れと中国バブル崩壊により先安観台頭。中国が金融緩和を模索しているだけに元安円高に振れる見込み。万一、原油安に歯止めがかからず、サウジが通貨切り下げに追い込まれると逆オイルショック。年央で勝負がつくといわれる。WMO(国連の世界気象機関)によると、エルニーニョ現象の影響も顕著。2015年に世界の平均気温が最高を記録。16年さらに更新する見通し。暖冬により原油や石油製品の値下がりが進むという。IMFの世界経済見通しにしても、15年3.1%(14年3.4%)にとどまり来年期待薄。日銀によると、日本の潜在成長率0.5%に過ぎない。しかし、「アベノミクス」直前に20年以上続いたデフレギャップをほぼ解消。1月下旬に発表される10〜12月期決算でも、北米好調・原油安を受けて上方修正する企業が相当ある。12日前後突っ込みが予想されるだけに渡りに船だ。3月11日然り。1〜3月国際商品の底入れが見込まれ、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)で足場を固めるところだ。アノマリーながら、2016〜19年まで4年サイクル。金先物が平均7割、最大3.5倍値上がりするという。何が起きるかわかるはずだ。
12月30日の日経平均51円高。大引け1万9033円。TOPIX1547(+3)。東証一部の出来高14億9000万株、売買代金1兆6500億円と薄商い。3月限が90円高で寄り20円高の1万9000円引け。10年債利回り0.270%(+0.005%)。上海総合が3572(+0.26%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、セリア(2782・JQ)程度。年明け、シンポ(5903・JQ)がふさわしい。12日前後にレギュラーを並べ緒戦を突破する作戦だ。11月S高した■■■■■(****)と■■■(****)が今年の前触れ。■■■■(****)、NDS(1956)、■■■■(****)など内需関連がリード。参院選を前に前半で出来上がりそうだ。(了凡)