16日から夜明け前に 原油安と円高により日本断トツ (2015.12.16)
15日も全面安。主力中心にポジション調整売り。下値模索になった。原油安、円高、ジャンク債懸念が尾を引き、日経平均のボラティリティ指数前日より10%高。10月末から最高という。似たようなケースがECB総裁の追加緩和。
10月の理事会で12月大っぴらに緩和を予告。ドイツの反対で小出しとなり持ち高解消売りが大量に出た。15~16日FOMCで9年振り米利上げ。17~18日の日銀政策決定会合で追加緩和があるにしても材料出尽くし。圧倒的な相殺勘定に腰砕けとみられる。米国の追加緩和終了が伝えられた昨年6月から1年半でドル15%上昇。長過ぎる利上げアナウンスと運用難による世界の緩和マネーを一手に集めたもので米国の運転資金に化けた。この反動が来週から年明け表面化。本尊の目の前で円安株高のポジション巻き戻しが予想されるわけだ。原油先物がNYとドバイで連日安値を更新し、16日FOMC声明を受けて大商い。投げと買い戻し、新規の売り買いで活況。原油安、円高、ジャンク債懸念が現実になるまで続く。日経平均が435円下放れた4日から10営業日にあたる17日がターニングポイント。急反発しても買い戻しで薄商い。戻りが鈍いと再び売られる。原油、円も1971年のニクソンショック前後から約40年上振れ。逆回転して1、2年に過ぎない。トレンド転換した以上10年続く。このため、2015~16年ヘアピンカーブを曲がっても、フェアウエイにたどりつくのは一握り。原油安と円高によるもので、日本の貿易・経常収支の好転が断トツだ。そこで、ものづくりパートⅡ。エネルギーや原料安に拍車がかかる一方、京コンピューターがスマホに収まり、あらゆるものがインターネットで結ばれるIoT革命の出番。人工知能の将来性やMRJ・ホンダの成功がもたらす航空機産業も日本の新しいテーマ。早ければ来年2月にもこれまで経験のない相場が顔を出す。気がつくかどうかだ。一説に、米国のネットバブルが潰えた03年から06年の戻り。ダウ770~1800ドルまで2・3倍になった。日本は1ヵ月遅れ、日経平均7670~1万7563円まで耳を揃え2・3倍。原油のほか金先物も追随し申酉(さるとり)騒ぐといわれる。中国経済が総崩れとなり、欧州がテロと移民・難民受け入れに仰天。ドイツも国債発行に追い込まれ、際限ないところから「現代版マーシャルプラン」が動き出した。16日から夜明け前の印象。破戒もつきものだ。17日取材のため、18日付本欄を休載します。気になったら18日にお電話下さい。
15日の日経平均317円安。大引け1万8586円。TOPIX1502(-25)。東証一部の出来高20億6800万株、売買代金2兆2800億円。3月限が20円安で寄り290円安の1万8550円引け。10年債利回り0.295%変わらず。上海総合が3510(-0.29%)で引けた。値上がり率ランキングによると、セリア(2782)、■■■■■(****)、■■■(****)、NDS(1956)、■■■■■■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)、■■■■■(****)買い場捜し。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)然り。■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)よし。■■■■(****)、■■■■■■(****)も底値買いのチャンス。■■■(****)は18日の説明会待ちだ。(了凡)