年末年始ヨーイドン 戌笑い亥固まる子繁栄丑つまずく (2015.11.26)
反落のあと下げ渋り。個別物色にとどまった。トルコのロシア軍機撃墜に有事のドル買いなし。原油も小反発。日柄調整とみられる。東証一部の謄落レシオ128.90%(25日平均)。過熱感が定着し薄商いになじまない。
12月3日のECB理事会で追加緩和を見越し、欧州の金利-0.145%。3ヵ月振り過去最低を更新した。ところが、生体反応なし。同4日OPEC総会、同15~16日FOMCを控え嵐の前の静けさ。カウントダウンが始まった。25日、上海で金鉱株が人気を集め■■■■■■(****)に打診買い。あとが続かない。24日述べたように、中国のバブル崩壊、原油安、ドル高にテロも足かせ。米国が9.11以降戦費急増で困窮し、11.13から欧州やロシアもシリア内戦に巻き込まれ持ち出しに拍車がかかった。サウジ5年、ロシアで2~3年といわれる破綻リスク。ドイツさえ難民受け入れとVW不正事件から逆回転。フランスやベルギーも極限状態に追い込まれた。中国は、IMFの後押しで11月30日人民元がSDRに採用されると出来上がり。来月、AIIBを立ち上げやり繰り算段。これから得意の固定資産投資で海外にも不良債権の山をつくりそうな情勢だ。米国で「グリーンスパン・プット」に対し、「イエレン・コール」といわれる所以。下げ相場で利益が出したプットにひきかえ、上げ相場でも利益が出ないコールをもじったもの。延命、先送りで消耗し体力を使い果たすと体制の転覆が落ちだ。十二支による相場格言によると、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐのあとも面白い。戌(いぬ)笑い、亥(いのしし)固まる。そして、子(ねずみ)繁栄、丑(うし)つまずくと続く。つまり、2016~20年までもちこたえ、21年からもたなくなる。現在、100年に一度のヘアピンカーブ。黄金分割で計算すると、米国と中国の大底2021~23年に符合する。イエレン・コールを過ぎるとピッチが上がりそうだ。株と金・原油先物が対極だけに、半身に構え逆張り。金1000ドル、原油も40ドル割れを見ないと収まらない。年末年始うねりが出てくる。受け売りだが、中国の場合、失われる50年という。共産党組織の中央・地方政府がつくった官製バブル。つくるまでが責任、使命といわれ結果責任なし。バブルが巨大なら崩壊もそれに匹敵。途方もなく長期に及ぶ見通し。12月3、4日のECB理事会とOPEC、FOMC明けからヨーイドン。米利上げより原油とバルチック海運指数が前途を左右しそうだ。
25日の日経平均77円安。大引け1万9847円。TOPIX1594(-11)。東証一部の出来高20億株、売買代金2兆1800億円。12月限が90円安で寄り110円安の1万9850円引け。10年債利回り0.305%(-0.010%)。上海総合3647(+0.88%)の引け。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など僅か。■■■(****)も夜間取引で買われている。根気よく■■■(****)、■■■■(****)を拾うところ。原油安と冬将軍到来で石油ストーブが受ける見込み。来年の申(さる)に赤のファッションが流行のきざし。情熱や元気にあやかるもので■■■(****)、■■■■(****)のほか■■■■(****)も出番待ち。24日上げた■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)強気。■■■■■(****)は配当取りだ。(了凡)