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紫玉庵

見極めないと   10月3日   紫玉庵 (2011.10.03)

辛亥革命から100年

アジアが大混乱した原因

10月、神無月。

隣の中国では、1日国慶節。

そして、10日は双十節。

辛亥革命から今年で100年。

孫文をもっとも応援したのは日本ですが、

それで退位したラストエンペラーの溥儀を

再び、引っ張りだしのも日本。

石原莞爾が仕掛けた満州事変の翌年1932年、

満州国の皇帝に仕立て上げました。

1911年から1932年までの22年間は複雑です。

中間の1921年の中国共産党が

上海でできています。

この年、日本では上智大学が

四谷に誕生している。

そこは、バチカン大使館でもあった。

アジアが大混乱した原因を、

きちんと、見極めないと。

今の日中間に横たわる尖閣諸島の問題は、

1971~72年に

アジア政策を進めたアメリカのキッシンジャーを

引っ張り出さないことには、話がまとまらない。

また、1937年の南京事件を語るなら、

前年の二二六事件前後からの

日本国内政局抜きに語れない。