リーマンショックを吸収
自動車部品とロボットに道筋
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アスカ(7227)は一服。2月22日トップ交代。新たに道筋をつけた。前期急回復、2期ぶり8円復配を受けたもので、片山社長が代表取締役会長。杉本専務(63)は代表取締役社長に内定。新社長はロボットシステムと自動車部品に精通し昨年から上昇運。今年、来年動きの中に運が巡るという。リーマンショックを吸収した直後、タイムリーな決断とみられる。事実、今期連結減収、大幅減益の見通し、5円減配も明らかにしている。配電盤を除き自動車部品、ロボットシステム、その他も減収を見込んでいるためで、前半より後半のほうが厳しい。前期後半伸び悩み慎重に構えた。昨年7月5日述べたように、三菱自とトヨタ系自動車部品(前期連結構成比72%)の受注確保が生命線。IT関連ほか非自動車分野の拡販をリードするロボットシステムの成長が手がかり。配電盤はOEM中心だが基盤インフラのひとつだ。
前期(連結)は、32%増収、営業利益3億4600万円、経常利益4億8700万円、純益2億6600万円に黒字転換。3度上方修正し計画を大幅に上回った。トヨタ系83億円(16%増)に対し、三菱自が50億円(67%増)まで戻した。11年11月期(連結)は、売上高176億円(5%減)、営業利益1億6000万円(53%減)、経常利益1億8000万円(63%減)、純益1億円(62%減)と反落の見通し。配当は期末一本で3円の予定。設備投資5億円(前期3億3900万円)の計画。13年(60周年)にかけて次世代入り。動乱期も終盤を迎えた。社運を見ると来年から上昇運。今後1年調整とみられ、新社長の出番がやってくる。国内はもちろん海外との係わりも課題。1年後が楽しみだ。1株当たり純資産751円だが、600円中心のもみ合いが続くとみられる。昨年3月1日から1単元100株になった。1Q発表(昨年3月30日)が次の手がかりだ。